【試乗記】「クラス関係なしに最高」 メルセデス・ベンツ新型「Cクラス」

Autoblog JP(オートブログ) / 2014年5月31日 14時0分

【試乗記】「クラス関係なしに最高」 メルセデス・ベンツ新型「Cクラス」



我々は、子どもの頃から"ハシゴ"がいかに大切なものであるか、遊びの中から学んできた。聖書に登場するヤコブがどんな人物でどこを目指してハシゴを登っていたのか知らなかったとしても、紐を使って「ヤコブのハシゴ」(あやとり)を作ったことがあるはずだ。「ヘビとハシゴ」という子ども向けのすごろくでも、勝つためにハシゴのマス目を登ったりした。そして、大人にとって、ハシゴはより現実的な意味合いを帯びてくる。もちろん、比喩ではあるが、人生というゲームに勝ちたければ、ハシゴを登らなければならない。厄介事を避け、ハシゴを上がり続けていくのだ。
1980年代初頭にドイツの自動車メーカーが、4つの車輪がついた「クルマ型のハシゴ」を考え出した。つまり、アルファベットや数字をクルマの名前にし、上昇志向を刺激したのである。現在でも3種類のセダンがハシゴを用意している。C、E、Sや3、5、7、またはA4、A6、A8のことだ。どの「クルマ型ハシゴ」であっても、上に登っていかなければならなかった。一番下の段に足をかけるのは、上まで登るつもりがあるからだ。少なくとも、できるだけ一番上に近づこうとする。

しかし、新型メルセデス・ベンツ「Cクラス」の登場によって、それも変わるかも知れない。Cクラスが良く出来ていれば、それより上を目指す必要もなくなるからだ。




我々は何ヶ月も前から新しく出るCクラスについて書かれた情報を読み、実物もデトロイト・オートショーで見ることができた。したがって、主要な点についてはすでに知っているつもりだった。先代型に比べると、より大きく、より軽く、より速い。さらにエレガントさが増し、車内のスペースが広がり、パワーもアップし、ゴージャスになったということだ。だからジュネーブ・モーターショーの後で試乗の機会に恵まれた時、我々が最も優先的にすべき仕事はそれを確かめることだった。わずか数時間の試乗ではあったが、筆者はそれらがほぼ間違いない事実であるという第一印象を受けた。

この新型Cクラスは「Sクラスのベイビー」と呼ばれているが、それには明らかな理由がある。先代Cクラスや最新のEクラスが採用している以前からのくさび型のデザインを捨て去ったのである。代わりに、ロングフードに徐々に繋がっていく垂直なフロントを採用。さらには、大きくゆったりとしたグリーンハウス、見るからに短くなったトランク、そして長くなったサイドには特徴的なラインが2本、鋭い流れを作って横切っている。まさしくSラインのデザイン戦略と同じである。

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