パイクスピーク・ヒルクライム 2014で、三菱が全日クラス1位・2位を独占!

Autoblog JP(オートブログ) / 2014年7月1日 18時50分

パイクスピーク・ヒルクライム 2014で、三菱が全日クラス1位・2位を独占!


6月29日、アメリカ・コロラド州で「世界で最も過酷なヒルクライム」と言われる「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」の決勝が行われ、三菱自動車の「MiEV Evolution III」が電気自動車改造クラスで初優勝。総合でも2位に入る健闘を見せた。

「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」とは、アメリカ・ロッキー山脈にある「パイクスピーク(パイクの頂)」と呼ばれる山で行われるヒルクライム・レース。その歴史は古く、1916年の初開催から数えて今年が92回目の大会となる。全長約20kmのコースには156のコーナーがあり、2,862mのスタート地点から4,301mのゴール地点までの標高差は1,439mと大きいため、走行中に気温、気圧、天候などが大きく変化する、ドライバーにとってもマシンにとっても過酷なレースだ。日本から参戦を続ける"モンスター田嶋"こと田嶋伸博選手が2006年から20011年まで6年連続で総合優勝したことから、我が国でもよく知られるアメリカン・モータースポーツの1つとなっている。



三菱自動車は、2012年より電気自動車でこのヒルクライムに参戦。同社が2009年に発売した世界初の量産電気自動車「i-MiEV」の名前を受け継ぐその参戦車両も、今年は「MiEV Evolution III」へと進化した。専用設計されたパイプフレーム構造のシャシーには、大容量バッテリーと、前後に2つずつ、合わせて4基の電気モーターを搭載し、車両運動統合制御システム「S-AWC」が状況に合わせて4輪のトルクを独立して制御する。今年のマシンは昨年の発展型だが、モーターの最高出力が400kWから450kW(612ps)に向上し、新たにデザインされたカーボンファイバー製カウルはダウンフォースが増大しているという。もちろんS-AWCの制御系も年々進化を続けている。

昨年はモンスター田嶋の後塵を拝した三菱だが、今年はクラス優勝だけでなく総合優勝も視野に入れて取り組み、24日から行われた公式練習走行および予選では全セッションにおいてクラス1位・2位を独占。マシンのセッティングが決まらないモンスター田嶋に差を付けて決勝レースに臨んだ。



そして29日、まずはアンリミテッド・クラスから出場する優勝候補、ロマン・デュマ選手のドライブするパイクスピーク用に改造されたレーシングカー「ノルマ M20FC PP」が9分05秒801というトップタイムを記録(上の写真)。これをターゲットに出走した三菱チームは、グレッグ・トレイシー選手が2.4秒差まで迫る9分08秒188、増岡弘選手は9分12秒204と、惜しくも総合優勝には届かなかったが、電気自動車改造クラスでは全日1位・2位独占を一度も譲らず、"完全クラス制覇"を成し遂げた。

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