autoblog初登場、モータージャーナリスト斉藤聡。新型NOAH/VOXYに試乗。

Autoblog JP(オートブログ) / 2014年7月11日 12時0分

autoblog初登場、モータージャーナリスト斉藤聡。新型NOAH/VOXYに試乗。


トヨタの5ナンバーミニバンであるヴォクシー/ノアがフルモデルチェンジして発売された。新型ヴォクシー/ノアは、『家族の夢を丸ごと載せる広々とした室内空間を実現し、Fun(快適性)、Utility(使用性)、Nenpi(燃費)を高次元で融合する「EMOTIONAL FUN BOX」』をキーワードに開発された。FUN BOXのFUNはかなり強引な語呂合わせだがクルマ自体はかなり丁寧に作り込まれている、という印象を受けた。


ヴォクシーは毒気のあるカッコよさ、ノアはミニバンの王道を行く堂々感を表現したというフロントマスクは、従来以上にヴォクシーとノアのキャラクター分けが明確になっている。

とはいえ、特徴はさらに洗練された室内の使い勝手の良さにある。冒頭にも触れたようにヴォクシー/ノアは5ナンバーサイズ。全幅1695mm(SIは1730mm)ながら、低床ボディを採用することで、先代よりも車高を低くしているにもかかわらず1400mmの室内高を確保。また低床効果でスライドドアはステップフリーとなり、リヤラゲッジスペースのフロア高も500mmと低くなり載せ降ろしが楽々できるようになっている。


サードシートもワンタッチでシートを跳ね上げ、左右に折りたたむことができ、簡単操作で広いラゲッジスペースになる。

7シーターは、2列席が左右方向に可動でき、ベンチシート⇔セパレートに変化する。このセカンドシートは、3列席をたためば810mmスライドでき広いフロアスペースを作り出せる。

ヴォクシー/ノアのもう一つの特徴が燃費の良さ。このクラス初の本格的なハイブリッドを採用(システムはプリウスと同じ)JC08モード燃費で23・8km/Lというデータをマーク。ガソリン車も2WDが16・0km/ L、4WDが15・0km/Lとしている。

ただし、ハイブリッドを全面的に推しているわけではなく、あくまでもシリーズの中の1グレードをいう扱いで、ガソリン車にバリエーションを用意して、ハイブリッド車以外の魅力を強く打ち出しているところもヴォクシー/ノアというクルマの立ち位置を良く表している。

さらにもう一点、今回のモデルチェンジではカタログモデルだけでなく、ウエルキャブの開発も同時に行われている点を評価したい。

車いすでリヤゲートからエントリーできる『車いす仕様車』、
セカンドシートが車外へスライドダウンしてくる『サイドリフトアップシート車』、
助手席がスライドダウンしてくる『助手席リフトアップシート車』、
運転席への移乗をサポートし、車いすを電動で収納できる『フレンドマチック取付用専用車』が用意されている。

開発段階から関わっているため、細かな作りや配慮は後付とは比べものにならないほどよく、利便性の点で大幅に進歩している。

さて、実際にヴォクシー/ノア走らせた印象はどうか。まずは2Ⅼのガソリンの乗ったのだが、自然な加速感、普通の運転感覚を持っている。車両重量が1600㎏前後あるにもかかわらず、走り出しに軽快さがある。CVTのセッティングが巧みで、エンジン回転の上昇を上手に駆動力に振り替わることで空転感を抑えながら、スッと駆動トルクの充実した回転域に回転を上げ、滑らかに加速につなげていく。印象としてはタイヤの転がり抵抗もかなり少ない感触がある。クルマの重さを感じさせずにスッと走り出すのはまさにそれ。重いクルマを重いと感じさせない上手な味付けになっている。

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