1966年型フェラーリ「365 P ベルリネッタ スペチアーレ」、史上最高落札額の更新なるか?

Autoblog JP(オートブログ) / 2014年7月30日 14時0分

1966年型フェラーリ「365 P ベルリネッタ スペチアーレ」、史上最高落札額の更新なるか?



米カリフォルニア州で開催されるモントレー・カーウィークを締めくくる「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス」では毎年、世界的な注目を集めるペブルビーチ・オークションが行われる。8月16~17日に予定されている今年のオークションには、同オークション史上最高落札額を更新する可能性のあるフェラーリが出品されるという。
そのクルマは、目を奪われるほど美しい1966年型フェラーリ「365 P ベルリネッタ スペチアーレ」(上の写真)。流れるようなボディラインと大きなガラスルーフが実に魅力的だ。また、走行距離はわずか約7900kmで、状態は驚くほど良好だという。外観以上にユニークなのは、運転席がマクラーレン「F1」のようにセンターにあり、その左右のやや後方に助手席が備わる3シーターであること。ルーフがガラス張りということもあり、中央に座るドライバーから見晴らせる広々とした眺めは何とも素晴らしいに違いない。オークションの出品情報によると、イタリアのカロッツェリアであるピニンファリーナがこの365 P ベルリネッタ スペチアーレを製作し、1966~1967年に様々な国際モーターショーで展示したという。

同車はその出自も大変興味深い。華麗なボディラインを支えるシャシーは耐久レースカー、フェラーリ「365 P2」のもので、ロードカーとして製作された最初の12気筒をミドシップに搭載するフェラーリだという。この"トレ・ポスティ(3シーター)"は、ピニンファリーナにより世界各地で展示された後、米のルイジ・キネッティ氏の手に渡った。元レースドライバーの同氏は、米で最初のフェラーリディーラーとなり、プライベートチームのNART(ノース・アメリカン・レーシング・チーム)を率いた人物。このフェラーリは2度、顧客に販売されたものの、1969年にキネッティ家の手に戻り現在まで保管されてきたという。

ペブルビーチ・オークションを主催するグッディング&カンパニー社は同車の予想落札額を示していないが、かなりの高値になるのは間違いないだろう。同社のスポークスマンが米Autoblogに語ってくれたところによると、「(デビッド・グッディング社長は)我が社のこれまでの公開オークションでの最高落札額の車は、1957年型フェラーリ『250 テスタロッサ』です。その記録が今年のペブルビーチで破られるのではないかと予想しています」と話しているという。2011年8月のペブルビーチ・オークションにおける1957年型フェラーリ「250 テスタロッサ」の落札額は1,639万ドル(当時のレートで約11.4億円)だったが、今回のフェラーリにどれほど値がつくのか、期待が高まる。詳細が気になる方は、オークションの出品情報(英語)をどうぞ。


By Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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