マツダの新型「ロードスター」発表イベントで、デザイナーの方にもお話を聞いて来た

Autoblog JP(オートブログ) / 2014年9月5日 20時50分

マツダの新型「ロードスター」発表イベントで、デザイナーの方にもお話を聞いて来た


9月4日に日本・欧州・米国の3ヵ所同時に初公開された、マツダの新型「ロードスター」。前回の記事に引き続き、今回はそれを手掛けたデザイナーの方々からお聞きした話をご紹介しよう。

新型ロードスターはご覧のように、FRレイアウトのオープン2シーター・スポーツカーというこれまで通りのスタイルを引き継ぎながら、「アテンザ」や「アクセラ」というマツダの現行モデルと同じデザイン・テーマ「魂動(こどう)」が採用されている。「魂動」デザインとは、マツダによれば「チーターが獲物を狙って、跳び掛かる一瞬」や「日本古来の武道である剣道の突きの一瞬」など、最大の集中力を伴う生物の「一瞬の動き」が感じさせる「瞬発的な力」「スピード感」「凛とした緊張感」「洗練された美しさ」「ある種の色気」、それらを「クルマのデザインして表現したい」という想いを込めたものであるという。生物の動きが感じさせる「速さ」と「力強さ」。これはまさにスポーツカーであるロードスターのデザインに相応しいテーマのように思われる。



しかし、これまでマツダから発表されたアテンザやアクセラのデザインは、それ自体の魅力と評価は十分に高かったものの、その特徴的なディテールをこれまでのロードスターが持つイメージと組み合わせて想像したとき、相容れないのではないかという不安を覚えた人は少なくないだろう。昨年から今年に掛けて、様々な自動車ファンやメディアが、「魂動デザインのロードスター」の想像図を描いて来た。そして2014年9月4日、遂に我々の前に姿を現した新型マツダ ロードスターは、そのどれとも違う、そしてどれをも上回るデザインだった、と言ってよいのではないだろうか。それは発表イベントに招待されたロードスター・ファンの方々が、口々に「カッコイイ!」という言葉を発していたことで証明されたように思う。

そこでまず、チーフ・デザイナーを担当されたマツダの中山 雅氏に、最も気になることを尋ねてみた。


魂動デザインを採用しなければならないということは、ロードスターをデザインする上で制約になりましたか?

「制約というか、越えなければならない大きな峠があったとは思います」

魂動デザインでロードスターをデザインするように言われたとき、"冗談じゃねえよ!"って思いませんでしたか?

「(真顔で)一瞬思いました。でもすぐにやる気になった。魂動とロードスターは逆の方向を向いているわけではない。例えば魂動を縦軸に、ロードスターを横軸として考えると、それが交わるところにあるデザインが創れるはず。最初、チーフ・デザイナーに任命されたときにそういう図を描いて、社長や重役達の前で"やります!"って宣言してしまいましたから。宣言しちゃったらやり遂げなければならない。それがよかったと思います」

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