【試乗記】ガンガン使い倒す人に向けたコンパクトSUV Ford『ECOSPORT』岡崎五朗の評価は!

Autoblog JP(オートブログ) / 2014年9月29日 8時0分

【試乗記】ガンガン使い倒す人に向けたコンパクトSUV Ford『ECOSPORT』岡崎五朗の評価は!



 フォード製SUVのなかでもっともコンパクトなモデルがエコスポーツだ。古くはブロンコ、最近ではエクスプローラーやクーガなど、SUV作りを得意とするフォードの伝統とノウハウを注ぎ込んだモデル、と彼らは胸を張る。なのに駆動方式はFFだけだったりするのが微笑ましいのだが、実はそこも、SUVを知り尽くしたフォードならではの部分なのかもしれない。このあたりはのちほどじっくりと考えてみることにしよう。

日本での発売は2014年5月。その直前にタイで開催された国際試乗会に参加した。なぜタイで試乗会? そりゃもう当然ながらタイ工場で生産されるモデルだからだよね?と、会場にいたフォードのスタッフに確かめてみたところ、工場の場所と試乗会とは関係ないよ。そんなことよりここ(ホアヒンビーチ)、すっげーいいところだろ! と親指を立てながらニヤリ。ただ単に、タイ王国ゆかりのリゾート地に本人たちが来たかっただけのかもしれない。そういえば試乗会の進行も、オリエンテーリングあり、荷物積み競争ありと、いかにも米国メーカーらしい愉快なものだった。この緩さ、嫌いじゃない。緩いといえば、一緒に試乗会に参加していたオーストラリアの女性モータージャーナリストは、技術プレゼンテーションでエアバッグが7個付いていると聞いて、うちのワンちゃんはどこに乗せたらいいの?!という素人のようなジョークを飛ばしていたっけ。



こんな調子で進められた試乗会だが、もちろん愉快なだけじゃない。日本で開催される輸入車の試乗会と違うのは、実際にクルマを企画設計したエンジニアたちがスタンバイしていて、いろいろな質問に答えてくれるところだ。僕が真っ先に聞いたのはエコスポーツ最大の特徴であるスペアタイヤの搭載方法について。今どきなぜ背面スペアタイヤなのか?ということだった。



ひと昔前のSUVは背面スペアタイヤがデフォルトだった。けれどSUVが新種のスペシャリティカーとして爆発的にユーザーを増やしている昨今、スペアタイヤは車外から車室内へと定位置を変えてきている。砂漠を走るためじゃなく、都会中心にカッコよく乗りこなしたいというマインドをもつ多くのSUVユーザーにとって、背面スペアタイヤは見た目的にも使い勝手的にもウェルカムではないのだ。
そんな疑問に対するエンジニアの答えは「最初から先進国で売ることを想定していたら、スペアタイヤは見えない場所に積んでただろうね」というビックリするほど率直なものだった。

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