【ParisMotorShow2014】ルノー、燃費100km/Lを達成した「EOLAB」を公開!

Autoblog JP(オートブログ) / 2014年10月5日 20時20分

【ParisMotorShow2014】ルノー、燃費100km/Lを達成した「EOLAB」を公開!


ルノーは、現在開催中のパリ・モーターショーで、100km/Lという超低燃費を達成したコンセプトカー「EOLAB」を公開した。

"イオラブ"と発音するのだろうか、「EOLAB」という名前はギリシャ神話に登場する風神の主"Aeolous"(アイオロス)と、研究所という意味の"Laboratory"という言葉を組み合わせた造語だそうだ。車体の大きさはいわゆるBセグメントと呼ばれるクラスで、そのエクステリア・デザインもルノーの次期型Bセグメント車に受け継がれるという。

100km/Lという超低燃費を達成できた理由は大きく分ければ3つ。従来のBセグメント車と比べ「30%減少した空気抵抗」と「400kgの軽量化」、そして「Z.E. ハイブリッド」と名付けられたパワートレインによる。




Cd値0.235を達成したボディは、後輪のトレッドを狭め、車内スペースを犠牲にしないようにできるだけ低くルーフラインを設定。複雑な形状にデザインされたリア・パネルも空力改善に一役買っている。70km/hになると車高は自動的に25mm低くなり、リアバンパーに取り付けられたフラップが6cm開いて車体周囲の空気の流れを整える。さらにホイールも、ブレーキを冷却する必要がない時は(リムに温度センサーが組み込まれている)カバーが閉じて空気の巻き込みを遮断する仕組みになっている。ミシュランと共同開発したタイヤは145/70R17と幅が細く、転がり抵抗は15%減少しているという。

400kgの軽量化というが、実は車両重量は955kgと驚くほど軽いわけではない。超高張力鋼板やアルミニウム、樹脂、マグネシウム製ルーフを組み合わせたボディは従来の同クラス車より130kg軽量で、内装トリムと装備は90kg軽くなっているという。さらにサスペンションで70kg、電装系で20kg、エンジン補器類で30kg、ドライブトレインで60kgと、素材や設計を工夫することで合計400kgの軽量化を果たしたが、これにハイブリッド・システムのバッテリーが加わることで145kgの重量が増加。最終的に955kgとなっている。




ルノー自社開発のZ.E. ハイブリッド・システムは、最高出力57kW(77ps)と最大トルク9.7kgmの排気量999cc3気筒ガソリン・エンジンに、40kW(54ps)と20.4kgmを発生する電気モーター、クラッチレスの3速ギアボックス、そして6.7kWhのリチウムイオン・バッテリーを組み合わせたもの。エンジンとモーターの使い分けには、2つのモードが用意されている。「ウィークデイ」モードは主に交通量の多い街中を自宅から仕事場まで通勤するときに使うモード。60~70km/hまでの速度なら電気モーターが1速ギアで、それを超えて120km/hまでは2速ギアにシフトして走行し、さらにそれ以上の高速域になると始動したエンジンが3速ギアとつながって駆動を担当する。電気モーターのみによる最大航続可能距離は60kmと発表されている。一方、週末に乗るための「ウィークエンド」モードは、存分にパワーを使って長距離ドライブするためのモードで、電気モーターのみで走り始めることは変わらないが、より低い速度域からエンジンが始動し、さらに加速時にはモーターがエンジンをブーストする役目も果たすという。エコだけではない楽しみ方もできそうだ。ルノーによればこのシステムは、現在市場で販売されているハイブリッドカーより低価格で、より小型車にも採用することが可能であるという。

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