【試乗記】NEWMODEL『FXDBB Street Bob Limited』速攻試乗 青木タカオの評価!

Autoblog JP(オートブログ) / 2014年10月21日 20時0分

【試乗記】NEWMODEL『FXDBB Street Bob Limited』速攻試乗 青木タカオの評価!



チョッパーテイストを強調したFXDB Street Bob(ストリートボブ)をベースに、ファットカスタムに用いられる1 1/4インチの太く逞しいハンドルバーを移植し、剛性の高いキャストホイールやペアライドも可能なダブルシートをセットしたFXDBB Street Bob Limited (ストリートボブ リミテッド)がデビューした。

エンジンは伝統の空冷式V型2気筒。ハーレーがVツインエンジンを最初につくったのは1909年のことだから、なんと1世紀以上にもわたって、このエンジンレイアウトにこだわり続けているのだから頭が下がる。
もちろん最新式パワーユニットは現代の技術によってトラブル知らずの信頼性と、ロングドライブを難なくこなす耐久性、1584ccもの大排気量ならではのビッグトルクを発揮し、隙のないエンジンに仕上がっている。



今回新たに「ダイナファミリー」に属したストリートボブ リミテッドは、ダブルクレードルフレームにエンジンをラバーマウントで積んでいるが、エンジン懸架をたったの2点に任せているのが大きな特徴。アイドリング時に股ぐらのエンジンを覗き込むと、まるで生き物のようにブルブルと震え、カウベルホーンが激しく揺さぶられているのが見える。ハーレーに乗ったことのないライダーは、この振動に少なからず驚くだろう。
心配はない。乗り手が不快に感じる微振動は一切なく、エンジンの回転を上げていくと、図太いトルクとともにVツインならではのダイナミックな鼓動感だけが残るから痛快だ。



このソリッドな乗り心地、豪快さは4点ラバーマウント式のハイエンドモデル「ツーリングファミリー」や、カウンターバランサーを内蔵するエンジンを積む「ソフテイルファミリー」では決して味わえない、ダイナならではのものと言えよう。
クルージングに入ると、たかだか2000rpm(トップ6速)にも満たないにも関わらず、速度計の針が80km/hを示しているのに気づく。さらに100km/h巡航は2300rpmでこなし、常用回転域となるのは2000〜2500rpmと低く、まさに余裕の走り。もちろん、そこからアクセルを開ければ、最大トルクを発揮する3000rpmまで頼もしく加速し、高速道路でも物足りなさを感じることはない。



高回転まで引っ張り上げれば、粘り強く速度を上げていくが、ハイスピードレンジで音を上げるのは、車体やエンジンではなくライダー自身。なんたって風を遮るものは何も持っていない。全身で風を受け止めて走るとなると、スピードレンジは自ずとこのエンジンがもっとも快活な低中回転域となる。成熟した大人のクルーザーとでも言おうか。目を三角にして乗るのは似合わない。

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