過去の教訓に学び、テスラが新型クロスオーバーEV「モデルX」の発売を延期

Autoblog JP(オートブログ) / 2014年11月11日 18時30分

過去の教訓に学び、テスラが新型クロスオーバーEV「モデルX」の発売を延期


テスラモーターズは5日、2014年第3四半期の「モデルS」の販売台数を発表すると同時に、新型クロスオーバーEV「モデルX」の発売を再度延期することを明らかにした。同社のCEOであるイーロン・マスク氏は投資家に宛てた書簡で、「購入者を喜ばせることのできないクルマを市場に出したくない」と、発売延期の理由を説明した。
また、ゴールドマン・サックスのアナリストであるパトリック・アーチャムボールト氏からのこの発売延期についての質問には、「素晴らしいモデルXを数台だけ作るのなら何も問題はないが、大量生産を長期にわたり継続するのは大変難しい。突発的に欠陥のあるクルマが生産されてしまう原因を解明する必要がある。しかし、それが解決できば、テスラは"本当に大きな変化をもたらす"ことができる」と答えている。これで、マスク氏の考えが皆さんにもお分かりだろう。ちなみに、モデルXの発売については、2015年第3四半期になるとしている。

また、マスク氏はモデルXに採用予定のファルコンウィングドアには改良の余地があるとも話している。パワートレインとシャシーはモデルSと共有するが、「ファルコンウィングドアと2列目のシートには、これまでになかったような新しい何かを加える予定で、今までなかった便利なものになる」とのことだ。

モデルXの発売を延期することになったのは、同氏がモデルSの生産の過程で、欠陥車の発生に気づかされたからだという。マスク氏は、「例えば100台が生産され、そのうちの1台に欠陥が見つかるというのは、100台を生産してみるまで分からない。また、問題なのは、どれがその1台なのかは分からないことだ。だから、100台全てをチェックしなければならない。欠陥車の発生は統計的には稀だが、モデルXの生産ではモデルSで得た教訓を活かし、確実にこの問題を解決したい」と話した。

噂ではランドローバーやアウディが、ライバルになる電気自動車を開発中という話も聞こえてくるが、テスラはきっと努力を惜しまず、満足のいくモデルXを世に送り出してくれるだろう。報告の全貌を知りたい方はこちら、音声で聞きたい方はこちらをどうぞ。


By. Sebastian Blanco
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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