VW、最高出力268hpのTDIディーゼルエンジンや10速DSGなどの新技術を発表

Autoblog JP(オートブログ) / 2014年11月14日 6時30分

VW、最高出力268hpのTDIディーゼルエンジンや10速DSGなどの新技術を発表


フォルクスワーゲン(VW)は、同社が開催した「2014年イノベーションワークショップ」において、最高出力268hpのTDIディーゼルエンジンや、10速DSG(デュアルクラッチ式トランスミッション)などの新技術を発表した。

このワークショップでは全部で18もの新技術が発表されたが、中でも注目すべきはVWグループが得意とする高性能ディーゼルエンジンだ。これまでにもVW「トゥアレグ」初代モデルに搭載されたV10 TDIや、アウディ「Q7 V12 TDIクワトロ」(日本未発売)に搭載のV12 TDIなど、同グループは本気でパワフルなディーゼルエンジンを生み出してきた。V10 TDIは最高出力309hp、最大トルク76.4kgmでジャンボジェット機をけん引できるほどのパワーを発揮する。 そして、これを上回るV12 TDIは最高出力493hp、最大トルク102kgmを発生するという、どちらも途轍もないディーゼルエンジンだ。しかし、それだけ大パワーを発生させるためには排気量も増大し、シリンダー数も多くならざるを得ず、エンジンのサイズが巨大化してしまう傾向にあった。
しかし、今回発表されたエンジンは、その傾向をみごとに打ち破ってみせた。欧州市場の新型「パサート」に搭載される新型ディーゼルエンジンは、2.0リッター4気筒ツインターボとコンパクトにもかかわらず、最高出力236hpを発生。これは、現在市場に出ている4気筒ディーゼルとしては最高の数値だ。さらに、VWはこのエンジンに"エレクトリック・ブースター"と称する装置を採用する仕様も同時に発表しており、こちらの最高出力はなんと268hp。最大トルクもかなりの数字になると思われ、おそらく62kgmは下らないだろう。アウディの各モデルで多く採用されている3.0リッターV6TDIより2気筒少ないにもかかわらず、最大トルクではこれを上回ってくるはずだ。

そして、今回のもう1つの目玉は10速DSGだ。VWは2003年にDSGという名前でデュアル・クラッチ式トランスミッションをドイツ市場向け「ゴルフ R32」で初めて採用し、それから間もなく初代アウディ「TT」にも導入されたことで世界的に広まった。これまでDSGには6速と7速があったが、最近では他社がトルクコンバーター式ATで8速や9速を続々と投入してきている。この流れの中で再び他社に先んじるため、VWは新しい10速DSGを開発した。実際にこれがいつごろ市販車に導入されるのか、その時期については触れられていないが、VWはこの10速DSGを最大トルク56kgmまで対応できるように開発したと述べている。

この他にも、走行速度が7km/h以下になると自動的にエンジンが停止する「Stop-start 2.0」システムや、モータースポーツの技術を生かしたサンドイッチ構造の軽量ボディパネル、ドライバーの運転のくせを学習するスマートナビゲーションシステムなどの新技術が発表された。詳細については、プレスリリース(英語)を確認してみよう。


By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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