チームGEOLANDAR 塙郁夫選手 Baja1000参戦インタビュー

Autoblog JP(オートブログ) / 2014年11月14日 18時30分

チームGEOLANDAR 塙郁夫選手 Baja1000参戦インタビュー



いよいよ今年も伝統のデザートレースBaja1000が始まった。autoblogでは、Baja1000に出場するチームGEOLANDER 塙 郁夫選手にお話を伺った。日本人ドライバーとしては2010年以来4年ぶりの参戦。車両は"次世代のSUVをイメージさせるSUV車輌"をコンセプトに、独自にデザイン、制作したオリジナルマシンにて参戦する。タイヤはSUV用オールラウンドタイヤ「GEOLANDAR A/T-S」を装着。約1000マイル(約1600km)の荒野を不眠不休で走り続けタイムを競うレースで、ドライバーのスキル、体力に加え、マシンとタイヤには高いレベルの操縦安定性、耐久性、走破性などが要求される。

Q.バハ1000、今年で17回目の出場ですか、どんなレースなのですか?

日本人の想像するレースや場所とは違います。Baja1000は、アメリカ人に取ってモータースポーツではないのです。彼らにとって、Bajaは特別で哲学に触れる部類のレースなんですよ。同じモータースポーツがある中で、僕も長年Bajaに通って分かった事ですが、彼らはこう言うんです。
「アメリカは歴史の浅い国だ。唯一アメリが陣が誇れる歴史は、開拓精神(フロンティアスピリッツ)だ。我々の先祖が馬に股がり豆だけを持ち荒野に挑戦してあの丘の向こうに何があるだろうとやってきて、今のアメリカを築いてきた。その魂を俺たちは、忘れてはならない為に行っているのが、バハ1000だ」と彼らは言うんです。鉄の馬に股がって原野に挑戦する事で、アメリカ人の根幹をなすフロンティアスピリッツを忘れないために出場する。だから、お金の為にレースに出場するのではない。アメリカ人は、仕事で成功しお金持ちになればなるほどBajaに来たがるんです。
インディーのドライバーもハリウッドスターもお忍びで出場しているんですよ。皆フロンティアスピリッツを忘れない為にね。



日本では、ダカールラリーは有名ですけど、元々は全てのオフロードレースはBajaからスタートしたものです。世界中のオフロードスポーツの発祥は、全てバハなんですよ。日本や欧州では、レギュレーションに合っていないと出場できない。アメリカは弾かないんです。だからパイクスもEVで走るって言ったらとりあえずエキシビジョンクラスで走れと言われ、1年目で優勝。来年も来るのかと言われ「来る」と言ったら「時代はそうだ、お前の為に来年EVクラスを作ってやる」とクラスを作ってくれるんです。
クルマにこだわりがあり、このクルマで挑戦したいと訴えると彼らは受け入れてくれる。そのかわり安全に関しては、「レギュレーションに合わせてくれ、自己責任だぞ」と。だから僕らがGEOLANDERで戦うのはこだわりなんです。それが僕にとってのレースだから。

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