【レポート】日産の常務が、次期型「フェアレディZ」には複数のエンジンが用意されると言及

Autoblog JP(オートブログ) / 2014年12月8日 10時30分

【レポート】日産の常務が、次期型「フェアレディZ」には複数のエンジンが用意されると言及



日産のグローバルマーケティング・コミュニケーションを担当する常務執行役員、ルー ドゥ・ブリース氏が、豪の自動車メディア『CarAdvice』の取材に対して、次期型「370Z(日本名:フェアレディZ)」のエンジンの構想について述べた。
日産が富士スピードウェイで開催した「Nismo Festival」の会場で、同メディアの独占取材に応じたブリース氏は、あくまで私見と前置きしたうえで、370Zのエンジンは「このマシンが何たるかを体現できるものでなくてはならない。370Zが本物のパフォーマンス、本物の走りを標榜するなら、それを体現するのにV6は必要ないと考えている。」とコメントした。これを一読すると、まるで同氏が370Zの後継モデルにはV6が搭載されないことを我々に納得させようとしているかのようで、ファンにとっては残念な方向性に見える。

しかし、ブリース氏が実際に言わんとしているのは、世界的な拡大戦略を考えて、V6エンジンの一択ではなく、複数の選択肢を用意するという意味だとしたらどうだろう。同氏のコメントを要約してみると、次のようになる。EUではCO2排出量規制の強化により、V6エンジンの370Zを売ることはできない。ただし、4気筒エンジンを搭載して売ることになっても、「V6エンジンを求めるお客様がいる限り、我々が諦める理由はない」のでV6は存在し続ける、というのだ。そうなると、日本国外においては、V6エンジンの排気量である3.7リッターから370Zと命名されているが、エンジンに選択肢が増えた場合、名前はどのように変化するだろうか。同氏はこの問いに、「Zは必ず名前に入るとして、排気量から350や370が付くかもしれない。しかし、後継モデルにエンジンが3つ用意される可能性もあるし、単にZと呼ばれる可能性もある」と答えている。

こういう類の話題は年中出てくるが、最も気になるのは「結局、次期型フェアレディZには何種類のエンジンが用意されるのか?」という点だ。今年の初めには、日産の元副社長でチーフ・プラニング・オフィサーでもあったアンディ・パーマー氏が、「Z35」というコードネームの次期型フェアレディZに搭載されるのは「ダウンサイジングされた4気筒ターボエンジン」になるだろうと述べている。8月には、米の自動車誌『Motor Trend』のサイトが、次期型フェアレディZに採用されるのは「コンパクトなエンジンとパワフルなエンジンの良い所取り」したもので、ハイブリッドも含まれるが、V6エンジンも選択肢として残されると報じた。その2週間後に同メディアは、日産は自然吸気V6から同等のパワーを出すターボチャージャー付き4気筒に移行したいと考えているが、当面は両方をラインナップに揃えておく予定だと続報を出している。一方で、専務執行役員でチーフ・クリエイティブ・オフィサーの中村史郎氏は、次期型フェアレディZとコンセプトカーの「IDx(アイディーエックス)」を融合させて「手頃で、親しみやすいスポーツカー」にするという持論を米自動車メディア『Motor Authority』に語っている。

様々な記事が飛び交っているが、次期型フェアレディZの方向性は日産にとって重大な問題であることは間違いない。


By Jonathon Ramsey
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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