【レポート】ミラノで官民共同のマイカー自粛プロジェクトが始動

Autoblog JP(オートブログ) / 2014年12月21日 16時30分

【レポート】ミラノで官民共同のマイカー自粛プロジェクトが始動


かねてから交通量の多さに頭を悩ませているヨーロッパの都市。特に道幅も狭くデコボコした道が張り巡らされている古い歴史を持つ都市では深刻な問題だ。すでにロンドンでは、市内の特定エリアに入るためのコンジェスチョン・チャージ(渋滞税)と言われる税が課せられており、ドイツ第二の都市ハンブルクは2034年頃には市内から自動車を排除することを計画している。だが、イタリアの都市ミラノは、それらとはまた違った措置をとろうとしているようだ。
ミラノの行政府は、交通公社と大手保険会社ウニポール、車載テレマティクス大手のオクト・テレマティクスと連携し "クルマを置いて、街へ行こう!" というキャンペーンを立ち上げた。これはウニポールの自動車保険契約者がマイカーに通信端末システムをインストールすることで、役所が自動車の使用状況を知ることができ、午前7時半から午後7時半までクルマが自宅に駐車されていた場合には、携帯電話のSMSを通じて1.5ユーロ(約220円)分の交通機関のバウチャー(乗車引換券)が与えられるというもの。

オクト・テレマティクスのCMOのジョナサン・ヒューエット氏は、「これまで車載通信機能はナビゲーションとインフォテインメントと保険に関する用途しかなかったが、このプロジェクトは公的機関と民間企業が手を組み、市民生活を向上させる画期的な取り組みだ」と『ファイナンシャルタイムズ』紙に語っている。

このプロジェクト、マイカーの利用状況を保険会社に監視されることや、交通費の支給と引き換えにマイカーに乗る機会が減ってしまうなど様々な問題点が浮かび上がってくるが、読者の皆さんはどう思うだろう。ぜひ意見をコメント欄に記入してほしい。


By Brandon Turkus
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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