【試乗記】走り込むほどに素性の良さを感じる『BMW R1200RT』

Autoblog JP(オートブログ) / 2014年12月26日 18時0分

【試乗記】走り込むほどに素性の良さを感じる『BMW R1200RT』


まるでロボットにでも変身しそうな未来感覚のスタイリング。フロントマスクのボリューム感といい、左右に張り出した水平対向2気筒エンジン、テールセクションのパニアケースなど見るからに大きく、迫力満点。BMWが「ファーストクラスのツーリングモデル」と謳う『R1200RT』だ。

『RT』のネーミングが最初に起用されたのは1978年の『R100RT』から。以来、『R1100 RT』『R1150 RT』と進化を重ね、2005年に『R1200RT』の初代がデビュー。疲労を感じさせないエンジン特性や足まわり、ライディングポジション、そして隙のない完璧なウインドプロテクションを誇る「正統派グランドツアラー」として、いつの時代もラインナップに欠かせないロングセラーモデルとなっている。

フルモデルチェンジし、2014年3月に新型が発売された最新の『R1200RT』は数多くの電子デパイスが搭載され、その装備内容の充実ぶりは先に紹介した『K1600GTL Exclusive』(http://jp.autoblog.com/2014/12/08/bmw-k1600gtl-exclusive/)にも匹敵するほど。
ないのは「アダプティブヘッドライト」と「キーレスエントリー」くらいだろうか、どちらも「最強ツアラー」との呼び声が高く、このカテゴリーをリードする存在といえよう。



『K1600』の並列6気筒から、水平対向2気筒エンジンの『R1200RT』に乗り換えると、若干の振動を感じるが、それはシルキーなフラット6とくらべての話し。ボクサーツインならではの優しくて力強い鼓動感は乗っていて楽しいし、ロングライドでは心地良い。乾いた排気音、トラクション性に長けアクセルを開けるのが楽しいエンジン特性、最新のボクサーツインでも"らしさ"は健在だ。



サーキットの外周路を100km/hで巡航してみると、トップギヤ6速でまだまだ3400rpm。この速度域が公道ではリミットだが、スピード感はまったくなく、下のギヤからエンジンを引っ張り上げていけば、あっという間に180km/hをオーバーし、まだまだスピードが上がっていく。さすがはアウトバーンを走ることも想定されているだけのこともある、ハイスピードでのクルージングをいとも簡単にこなす。



プロテクション効果の高いウインドスクリーンは、電動で無段階調整できる優れもの。もっとも高い位置にセットすれば、高速域でもなおさら快適。走行中は操作ができず、アジャスターノブも右側に配置される。イグニッションをオフにするともっとも低い位置に戻り、再びオンにすると元の場所を覚えていて、そこに戻ってくれるから賢い。

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