モハメド・アリが所有していた1970年型ロールス・ロイス「シルバー シャドウ コンバーチブル」がオークションに

Autoblog JP(オートブログ) / 2018年9月25日 7時0分



ボクシングとロールス・ロイスのファンに朗報だ。とても特別なクルマが10月5日に開催されるボナムスのオークションに登場する。ミュリナー・パークウォードがコーチワークを手掛けたこの1970年型ロールス・ロイス「シルバー シャドウ コンバーチブル」は、ジョージ・フォアマンの不敗記録を止めたあの伝説的ボクサー、モハメド・アリが新車で購入したクルマなのだ。ボナムスによれば、アリはこのクルマを6年間所有していたという。ということは、きっとこのクルマに乗ってあちこちへ出掛け、楽しんだに違いない。ボナムスは、アリが1970年にこのクルマを購入したのは、お祝いの意味もあったのではないかと述べている。アリはベトナム戦争中に良心的な理由から兵役拒否したため、5年間ボクシングのライセンスをはく奪されており、再びライセンスを手にしたのが1970年だったからだ。
このクルマ自体にも数多くの注目すべき特徴が見られる。これまで一度もレストアされたことがなく、その割には非常に良いコンディションを保っていること。そして、僅か272台しか製造されていない左ハンドルのシルバー シャドウ コンバーチブルであること。アリが1976年に手放した後、このクルマは何人かのオーナーを経てオランダへ渡っている。今回ベルギーで開催されるボナムスのオークションに登場するのは、そういう経緯がある。

さらに興味深いのは、有名人が所有していた素晴らしいクルマにもかかわらず、手が届きそうな価格に収まりそうだということだ。ボナムスは、予想落札価格を4万ユーロ(約530万円)から6万ユーロ(約800万円)としている。クラシックカーの査定も行う自動車保険会社のHagerty社によれば、有名人の所有歴がなくても、シルバー シャドウ ミュリナー パークウォードの市場価格相場は"コンクール(最高の状態)"で4万9,200ドル(約550万円)となっており、最低落札価格が設定されていない今回のオークションでは、それより低い金額で手に入る可能性もある。予想よりもう少し値が上がっても、ロールス・ロイスの現行型コンバーチブル「ドーン」を購入するよりずっと安く済むはずだ。オランダからクルマを輸送してくる手間さえ厭わなければ、今回のオークションはそれほど高くない金額で超有名人が所有していたクルマを手に入れる、またとないチャンスになるだろう。

By JOEL STOCKSDALE
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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