チャンスがくると信じて ロッテ・成田翔「毎日万全の準備をするだけ」

ベースボールキング / 2019年9月12日 11時0分

ロッテの成田翔【撮影日=2019年2月7日】

 「今まで同様やることは変わらない。いつチャンスがくるかはわからない。チャンスが来たときに、それをモノにするだけです」。

 ロッテの成田翔は、再び昇格のチャンスが来たときに、結果を残せるように変わらずファームで腕を振っている。プロ4年目の今季も開幕はファームで迎えたが、開幕から9試合連続無失点に抑えるなど、ロングリリーフ、ワンポイントなど様々な局面で起用され結果を残した。プロに入ってから30試合以上投げた経験のない成田は、6月に疲労から失点する場面も目立ったが、下半身の使い方を見直した7月以降は再び安定した投球を披露。一軍昇格に向けてアピールを続け、8月18日に今季初昇格を果たした。

 昇格前はファームで6試合連続無失点中だったこともあり、昇格後どのような投球を見せるか注目だったが、登板の機会がなく、8月22日に一軍登録を抹消された。

 成田がファームに落ちた8月22日は、ファームはロッテ浦和球場で練習日だった。悔しい気持ちがあったはずだが、常に成田が口にする「やるべきことは変わらない」といつもと変わらずグラウンドで汗を流す姿があった。

 降格後は3試合に登板しているが、9月3日の楽天との二軍戦では、18年9月19日の楽天二軍戦以来の先発を務めた。「今までずっと中継ぎでやってきたので、ロング(リリーフ)の練習にもなる。中継ぎの延長の意識で投げていました。1イニング、1イニング、しっかり一人一人抑えていくことしか考えていなかった」。4回2/3を投げて、64球、2被安打、1奪三振、2失点に抑えた。

 いつもに比べて投球の間合いが短く見えたが、成田は「守備のリズムテンポは大切にして、流れを作れるようにと投げていましたね」と教えてくれた。

 一軍は、2016年以来のクライマックス・シリーズ出場を目指し戦っている。残り10試合となったが、成田はいつ一軍に呼ばれてもいいように、「毎日万全の準備をするだけ。今年はやることが決まっているので、それを変わらずに続けていくだけ」と話す。

 マリーンズのリリーフ事情でいえば、左のセットアッパー・松永昂大が一軍登録を抹消され、現在一軍の左のリリーフはチェン・グァンユウ、中村稔弥の2人となっている。もう一度、チャンスがくると信じて、今日も成田は自身がやるべきことを変わらずにやっていく。

▼成田の月別ファーム成績
3・4月:15試 0勝0敗0S 14回 防1.29
5月:10試 1勝2敗2S 9回 防2.00
6月: 7試 1勝0敗0S 4回2/3 防7.71
7月: 5試 0勝0敗0S 6回1/3 防2.84
8月: 8試 0勝0敗0S 6回2/3 防0.00
9月: 1試 0勝0敗0S 4回2/3 防3.86

取材・文=岩下雄太

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