流行語大賞「じぇじぇじぇ」が商標出願されている!? 無関係な会社でも登録できる?

弁護士ドットコムニュース / 2013年12月3日 11時59分

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この一年、話題になった言葉に贈られる「ユーキャン新語・流行語大賞」が12月2日、発表された。「豊作」だった今年は史上初めて4語が大賞を受賞したが、そのうちの2語、「じぇじぇじぇ」と「倍返し」は人気ドラマのセリフだった。だが、この流行語がドラマとは直接関係のない会社によって「商標出願」されており、注目を集めている。

まずは今年度上半期に話題をさらったNHKの連続テレビ小説『あまちゃん』の「じぇじぇじぇ」。主人公・天野アキが驚いたときに使い、大流行した方言だが、ロケ地となった岩手県久慈市の老舗菓子店が5月、これを特許庁に商標出願していたというのだ。

また、7月から9月にかけて放映され、最終回で40%を超える驚異的な視聴率を達成した『半沢直樹』(TBS系)の名セリフ「倍返し」も、大手食品メーカーから9月に商標出願されていた。対象商品は「菓子」「パン」「調理済みの冷凍そば」など25品にわたるという。

そもそも、商標出願とはどんな制度なのだろうか。このように番組制作や原作とも関係のない会社が、ドラマの名セリフを自社商品の商標として出願した場合、それが認められる可能性はあるのだろうか。知的財産権にくわしい南部朋子弁護士に聞いた。

●商標登録されれば、商標を「独占的」に使えるようになる

「商標とは、商品やサービスについて、その出所を示したり、品質を保証したり、商品やサービスを広告するのに使われるものです。

たとえば『UNIQLO』は、株式会社ファーストリテイリングが被服などの商標として使っており、『クロネコヤマトの宅急便』は、ヤマトホールディングス株式会社が展開する輸送サービスなどの商標として使われています。いずれも各社の登録商標です」

つまり、特定のブランドを象徴する名前や記号、というイメージだろうか。商標の「出願」や「登録」とは何なのだろうか?

「商標登録とは、特許庁に商標を出願し、登録してもらう制度です。出願のときは、登録を希望する商標と、その商標を使う商品(指定商品)やサービス(指定役務)を明らかにする必要があります。登録が認められれば、その商標を、指定商品や指定役務について独占的に使うことができる『商標権』を得ることができます。

この商標権を持っている人は、『商標権者』として、自分以外の人や会社にその商標を指定商品や指定役務について使う許可を与えることができ、逆に使わせないことも可能です」

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