バレンタインの変わり種「お酒チョコ」 未成年に贈ったら法律違反になる?

弁護士ドットコムニュース / 2014年2月11日 11時32分

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今年もバレンタインの季節がやってきた。デパートの特設コーナーには華やかなチョコレートが並び、それを求める女性たちで賑わっている。選ぶのも一苦労だが、あえて“変わり種のチョコ”に挑戦、という人もいるかもしれない。

変わり種チョコといえば、中にお酒が入っているものもある。「お酒チョコ」の特集をしている通販サイトもあり、ブランデーやウイスキーの液体を封じ込めたチョコのほか、焼酎を練り込んだ生チョコ、なんていうのも紹介されている。

香りで人気の「お酒チョコ」だが、アルコール分が含まれており、アルコールに弱い方は注意……と書いてある商品もある。もし、法律で飲酒を禁じられている未成年に、お酒チョコを贈ったら問題とされてしまうのだろうか? 小野智彦弁護士に聞いた。

●「未成年者飲酒禁止法」違反にはならない

「未成年と飲酒に関する法律といえば、まずは『未成年者飲酒禁止法』が思い浮かびますね。

ただ、この法律で処罰されるのは、親権者や代理監督者が未成年者の飲酒行為を制止しなかった場合、あるいは、業務として酒類を販売・供与する営業者が、未成年者が飲むことを知りながら酒類を販売、供与する場合です。

異性の友人にチョコレートを贈るというケースは、いずれにも該当しません」

ということは、この法律には違反しない?

「あえていえば、酒屋の親が息子に『お酒チョコ』を贈るとした場合にはどうか、ということになりますが、この法律で禁じられているのは、飲用の酒類ですので、チョコレートはこれに含まれないと考えられます。

結論としては、いずれにせよこの法律に抵触することはない、ということになります」

●少量をプレゼントする分には「問題ない」

問題となるような場面を、あえて考えるとしたら?

「たとえば、未成年者がお酒チョコを大量に食べて、体内にアルコールが回ったとします。その状態で、もし車両を運転したとすれば、それは酒気帯び運転、あるいは飲酒運転になります。飲用の酒類であろうと、お酒チョコであろうと、体内にアルコールが回れば、酒気帯び状態、飲酒状態とみなされるからです。

したがって、食べた直後に運転をしそうな未成年者に、大量のお酒チョコをプレゼントすれば、酒気帯び運転(飲酒運転)罪のほう助となり、道路交通法65条3項により処罰される可能性も、なくはないでしょう」

ただ、これはあくまで「理論上」のもので、実際に心配しなくてはならないようなレベルの話ではないようだ。

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