「ダブル不倫」がお互いの家族にバレて泥沼化! 慰謝料請求がややこしいことに…

弁護士ドットコムニュース / 2021年1月13日 10時13分

A子さんは夫婦の関係を修復したいと考えているようですから、B男さんに対してではなく、C子さんだけを相手に、慰謝料を請求することになるでしょう。

ただ、浮気相手の夫であるD男さんも、B男さんに対して慰謝料を請求することができます。

この場合、2つの慰謝料請求権が行使されている状態です。形式的にみれば、C子さんがA子さんに慰謝料を支払い、B男さんがD男さんに慰謝料を支払うことになります。

一方で、夫婦が協力して今回のトラブルを乗り切ろうと考えるような場合には、事実上の「相打ち」として、金銭のやりとりなく終わることもあります(いわゆる「ゼロ和解」)。夫婦の単位でみれば、出て行くお金と入ってくるお金はプラスマイナスゼロと考えるわけです。

他方、A子さんが「離婚はしないけど、夫(妻)が慰謝料を請求されるのは自業自得」と考えて協力しない場合は、B男さんには自身の慰謝料の支払いも含め、別個に対処させる形となります。

この場合、A子さんは夫のB男さんの事件に気兼ねすることなく、C子さんから慰謝料をより多く取れるよう、請求をおこなっていくことになります。

(弁護士ドットコムライフ)

【取材協力弁護士】
澤藤 亮介(さわふじ・りょうすけ)弁護士
東京弁護士会所属。離婚、男女問題などを中心に取り扱う。自身がiPhoneなどのデバイスが好きなこともあり、ITをフル活用し業務の効率化を図っている。日経BP社『iPadで行こう!』などにも寄稿。
事務所名:東京キーウェスト法律事務所
事務所URL:https://www.keywest-law.com

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