1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

運転中のサンキューハザード、本当は違法なの? 警察庁に聞いてみた

弁護士ドットコムニュース / 2021年1月4日 10時22分

では、サンキューハザードは違法なのでしょうか。

警察庁交通局は、弁護士ドットコムニュースの取材に「ハザードランプを道交法施行令に定められた方法以外で使用することは、直ちに違法とは解されません」と回答しました。法令に定めのない使い方とはいえ、必ずしも違法というわけではないようです。

一方で、「道路交通上、他に危険を及ぼすような場合には、安全運転義務違反(道交法70条)となる可能性があります」(警察庁交通局)ともいいます。ただし、サンキューハザードを取り締った実例については「把握していない」とのことです。

決められたシチュエーションで、ごく短時間点滅させるサンキューハザードならともかく、むやみにつけるような行為は違法になることもありそうです。

●あくまでマナー、気持ちに余裕をもった運転を

ネットでは、サンキューハザードについて、「後方車両に対して何かしらの感謝の表現は必要」「マナーとして定着している」など、基本的には肯定的な意見が多いようです。

もっとも、「ハザードランプをつけようとする動作で追突など危険を起こす可能性があるからやってない」など否定的な意見や、「下肢の障害で、運転中は両手が常にふさがっており、物理的にできないので、常識にされては困る」という切実な声もありました。

また、車同士のトラブルが発端となって「あおり運転」がおこなわれ、重大な事故に発展してしまうケースが近年社会問題となったことも影響しているのか、「とりあえずサンキューハザードしておけばトラブル回避になる」という意見も複数ありました。

いずれにせよ、サンキューハザードは義務というわけではなく、マナーの域を出るものでもありません。直ちに違法というわけではないことを念頭に、「感謝の意を示したいと思う人がする分には気持ちよく受け取り、しないからといって特に何も思わない」という心構えで、気持ちに余裕をもって運転するのが良さそうです。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング