アマゾンなど騙る「フィッシング詐欺」が爆増、過去最高を記録…背景は?

弁護士ドットコムニュース / 2020年12月28日 16時55分

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通販サイトのアマゾンや大手カード会社を騙った「フィッシング詐欺」が爆発的に増えている。

フィッシング対策協議会によると、今年11月のフィッシングの報告数は、3万967件で、昨年同期から2万3207件も増加した。報告件数は、過去最高を更新しているという。

とくにアマゾンを騙るフィッシングの報告が多く、全体の62.3%を占めた。次いで、三井住友カード、楽天、MyJCB、アプラス(新生銀行カード)。上位5つで、全体の約9割にのぼった。

●偽サイトに誘導して、アカウント情報やクレカ番号を盗み出す

フィッシング詐欺とは、送信者を騙ってメールを送りつけて、URLから偽サイトに誘導したうえで、アカウント情報(ID・パスワード)やクレジットカード番号を入力させて、個人情報を盗み出したり、キャリア決済などを不正利用する行為だ。

メールの文面は緊急を装うものが多く、誘導する偽サイトも本物のサイトとほとんど区別がつかないように作り込むなど、フィッシング詐欺の手口は、どんどん巧妙化されてきているようだ。

国民生活センターによると、宅配業者を装って、SMS(ショート・メッセージ・サービス)で、偽の「不在通知」が送られてくるケースも増えているという。同センターは注意喚起をしている。

●弁護士ドットコムニュース編集部にも届いた!

実際に弁護士ドットコムニュース編集部に届いたフィッシング詐欺のメール文面は次のようなものだ。

「Аmazonに登録いただいたお客様に、Аmazonアカウントの情報更新をお届けします。

残念ながら、Аmazonのアカウントを更新できませんでした。

今回は、カードが期限切れになってるか、請求先住所が変更されたなど、さまざまな理由でカードの情報を更新できませんでした。

アカウント情報の一部が誤っている故に、お客様のアカウントを維持するためАmazonアカウントの情報を確認する必要があります。下からアカウントをログインし、情報を更新してください。

Аmazon ログイン なお、24時間以内にご確認がない場合、誠に申し訳ございません、お客様の安全の為、アカウントの利用制限をさせていただきますので、予めご了承ください」

本物と見分けがつかないような文面だが、アカウントの利用制限など、どこかおかしい内容も書かれている。典型的なフィッシングといえる。

●「犯罪者にとってコストをかけても十分利益がある」

では、どうしてフィッシングは増えているのだろうか。フィッシング対策協議会・事務局はその背景について、弁護士ドットコムニュース編集部のメール取材に次のように回答した。

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