片想いの相手に「メール」を送り続け「ストーカー」と注意された男性…どこからがダメなの?

弁護士ドットコムニュース / 2021年2月1日 10時15分

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「相手に想いがなければ、ストーカー認定されそうでこわい」「気になる人とほぼ毎日LINEしているけど、ストーカーと思われているかも」。

ネット上には、気になる異性にメールを送ることで「ストーカー」呼ばわりされるのではないか、という不安の声も上がっています。

弁護士ドットコムにも、「片思いしていた女性にメールしていたら、ストーカーといわれました」という男性からの相談が寄せられています。

相談者は、同じ職場内の女性に片思いしており、数日おきに1件ほどメールを送っていました。すると、女性は上司に「ストーカーされている」と相談し、厳重注意されたとのことです。今はメールを送ってはいませんが、相談者は落ち込んでいる様子です。

淡い恋心からのアプローチがストーカーになってしまう境界線はどこなのでしょうか。中西祐一弁護士の解説をお届けします。

●ストーカー規制法が規制するのは、どんな行為?

ーー具体的に、どのような行為が「ストーカー行為」と判断されるのでしょうか。

「ストーカー規制法」では、特定の相手を待ち伏せたり、見張ったりすることを「つきまとい行為」として規制しています。つきまとい行為を、「相手に不安を覚えさせるような方法」で「反復して」おこなうと、「ストーカー行為」と判断されます。

つきまとい行為にあたるのは、次のようなことです。

・勤務先や住んでいる家に押しかけたり、付近で見張ること

・相手の行動を監視していると告げること(「今日は●●さんと一緒に新宿で食事をしてましたね」とメールや口頭で連絡するなど)

・相手が拒否しているのに、「交際してください」「会いたい」と要求すること

・著しく乱暴な言葉を浴びせること(相手に向かって大声で「バカヤロー」と叫んだり、家の前でクラクションをならし続けるなど)

・無言電話をかけること。相手が拒否しているにもかかわらず、連続して電話をかけたりメールを送り続けること

・汚物や動物の死体、わいせつな写真などを職場や自宅に送りつけること

つきまとい行為の被害者が警察に通報した場合、つきまとい行為をした本人に「警告」が出される可能性があります。それでもやめない場合は、より厳しい「禁止命令」が下されることもあります。

また、ストーカー行為と判断された場合は、刑事罰の対象となり、6カ月以下の懲役、または50万円以下の罰金が科せられます。

●嫌がる相手にメールを送り続けて、逮捕されたケースも

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