小保方さん「コピペ論文」で揺れる早稲田大学――法学部に広がる「モカイ文化」とは?

弁護士ドットコムニュース / 2014年3月27日 10時37分

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「世紀の大発見」と絶賛されながら、その後、多くの疑問が指摘されている「STAP細胞」論文。筆頭著者である理化学研究所の小保方晴子ユニットリーダーが、論文の画像を切り貼りしていたことや、博士論文で使用した画像を流用していたことなどが判明し、大きな問題になっている。

STAP細胞の研究論文だけでなく、小保方さんが早稲田大学の大学院時代に執筆した博士論文についても、海外の文献を大量にコピーアンドペースト(コピペ)した疑いが指摘されている。その結果、小保方さんに博士号を与えた早稲田大学にも、批判の矛先が向けられる事態となった。

このような現状について、早稲田大学に通う学生たちはどう考えているのか。特に、社会のルールである法律について学んでいる法学部生はどう思っているのだろうか。そう考えて取材したところ、コピペ文化ならぬ「モカイ文化」というものが学生の間に広がっていることがわかった。

●授業のレポートを「コピペ」で済ませることも

「小保方さんのコピペ問題をもって、早稲田の学生がみんな、コピペに走っているとは思わないでほしい」

商社マンを目指すショウタくん(仮名、以下同じ)はこう嘆く。今回の騒動を受け、ネットでは早稲田大学のことを「コピペ大学」と揶揄するカキコミも見られるが、「とんだトバッチリだ」と不満をもつ学生が多いようだ。

では、そんな法学部の学生は、コピペで論文を書いたりしないのだろうか。

「さすがに卒業論文とかで、コピペはまずいと思います。でも、授業のレポートをコピペで出して、単位をもらったことならありますね」

そう語るのは、就職活動中のチサさんだ。彼女は参考文献に「Wikipedia」とだけ書き、その引用でレポートを提出したこともあったという。「学生なんてそんなもんだし、早稲田に限らないと思いますよ」

さらに、彼女が学ぶ法学部には、コピペ文化と性質が似ている別の問題があるという。それは「モカイ文化」と呼ばれるものだ。

●学生が所属する法律サークルで配られる「モカイ」

モカイ文化の背景として、法律系の資格試験やロースクールの受験に関して情報を交換しあう「法律サークル」の存在がある。その機能について、映画監督を志すダイキくんが説明する。

「法学部のほとんどの学生は、入学するとまず、『法サー』と呼ばれる法律サークルに所属します。そこで、法律科目の試験答案の書き方などを学ぶのですが、試験前になると、サークルでは、上級生の作成した『模範解答』が配られるのです」

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