「STAP問題」調査委員会の「最終報告」 記者会見で注目すべき3つのポイント

弁護士ドットコムニュース / 2014年4月1日 1時44分

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新しい万能細胞「STAP細胞」の研究論文をめぐる疑惑について調査を進めてきた理化学研究所(理研)の調査委員会は4月1日、東京都内で記者会見を開き、最終報告書を発表する。

この記者会見の模様は、ニコニコ生放送などで中継される予定だが、どのような点に注目すればいいのだろうか。争点になるだろう「3つのポイント」をまとめてみた。

<ポイント1> 小保方リーダーは「不正」を働いたのか?

STAP細胞は1月下旬、理研発生・再生科学総合研究センターの小保方晴子ユニットリーダーらが英科学誌「ネイチャー」に発表した研究論文によって、世界的な注目を集めることになった。しかし、この論文について、不自然な点があるという指摘があいつぎ、理研は調査委員会を設けることになった。

いくつかの疑問点のうち、特に焦点となっているのが、実験画像の切り貼りと、他の論文からの画像流用という2点だ。

1つ目は、STAP細胞のDNAを分析する「電気泳動」の画像が切り貼りされていたのではないかという疑惑だ。小保方リーダーは調査委員会のヒアリングに対して、画像を切り貼りしたこと自体は認め、「やってはいけないことと認識していなかった」と回答したという。今回の調査報告では、小保方リーダーの行為が「改ざん」にあたり、不正行為と認定されるかどうかが、ポイントだ。

2つ目は、STAP細胞の万能性を示す画像が、小保方リーダーの博士論文の画像と同じものではないかと指摘されている点だ。小保方リーダーは「だいぶ昔の実験で得られた画像を間違って使ってしまった」と弁解しているという。だが、調査委員会の石井俊輔委員長は3月14日の中間報告の記者会見で、このような取り違えは「かなりレアなケース」であるとして、調査を続けていることを明らかにした。つまり、小保方リーダーが「意識的に」画像を流用した可能性を否定しなかったのだ。

今回の最終報告では、この画像流用が故意だったのか、それとも過失だったのか、どちらと認定されるかが注目される。もし故意、つまり、わざと画像を流用したのだとされれば、こちらも「改ざん」にあたるとみなされる可能性が大きいだろう。

<ポイント2> 笹井副センター長の「役割」と「責任」は?

世紀の発見ともてはやされたSTAP細胞については、研究論文の筆頭著者である小保方リーダーにスポットライトがあたってきたが、「隠れたキーパーソン」として注目されるのが、小保方リーダーの上司であり、STAP論文の共同著者でもある理研発生・再生科学総合研究センターの笹井芳樹副センター長だ。

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