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「お辞儀の仕方を教えてあげる」と尻触られ…対策進まない「就活セクハラ」実態浮き彫りに

弁護士ドットコムニュース / 2021年9月20日 9時38分

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就職活動やインターンシップで学生がセクハラ被害にあう「就活セクハラ」が問題となっている。日本労働弁護団が9月に企画したLINE相談会には、「就活アプリで知り合った男性からお尻を触られた」「面接で結婚しているかどうか聞かれた」といった事例が寄せられた。

厚労省の調査では、就活生の4人に1人が被害にあったという結果も出ているが、会社側の対策は進んでいない。

●「お辞儀の仕方を教えてあげる」「結婚の予定はないの?」

9月1日午前、日本労働弁護団に所属する弁護士が、全国各地の弁護士とZoomでつなぎながら、LINEに届いたメッセージへの返信内容を話し合っていた。

日本労働弁護団では労働問題に関するホットラインを常時設置しているが、これまで就活セクハラについての相談が寄せられたことはなく、特化した相談会をおこなうのは初の試みだという。

2日間で寄せられた相談の中から、情報提供の許可が得られたケースについて紹介する。

<就活マッチングアプリで自分が目指す業界に昔いた男性と知り合い、エントリーシートや面接対策をしてもらった。カラオケ店で「お辞儀の仕方を教えてあげる」とお尻や太ももを触られた。内定後にお祝いとして食事に行った際、「彼氏とはどう」「性行為はしたの」などと質問され、帰り道で手を握られた。その後、もう連絡を取らないようにしているが、しばらくの間、不在着信が止まらなかった。>(女性)

<中途採用の履歴書に配偶者の有無を尋ねる項目があった。面接でも結婚しているかどうか聞かれ、「結婚の予定はないの?」「相手はいそうなのにね」と言われて不快だった。>(女性)

<新卒の就活時にキャリアコンサルタントに相談した。入社後に食事の誘いを受け、その後自宅についてこられて性被害にあった。終電がないから泊めてくれないと困る、泊めないならタクシー代を出して」と言われ、お金を渡した。>(女性)

<面接時に彼氏の有無や結婚の可能性の有無を聞かれた。>(女性)

<プレゼン課題の終了後「君のプレゼンはマスターベーションみたいなものだよね」と言われた。ショックで動揺してしまい、その後記憶にない。>(男性)

採用面接で、女性だけに交際の有無や結婚の予定について尋ねることは、男女雇用機会均等法に抵触する不適切な質問だ。

●就活セクハラへの取り組み「特にない」が7割

今回、電話や面談での相談に移行した相談者はいなかったが、担当した長谷川悠美弁護士は、「採用面接での被害などは証拠も残りづらい。責任追及することが難しい事案が多いと感じた」と話す。

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