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職場でコロナの感染者が出たけど、会社が何も対策してくれない! どこまで求められる?

弁護士ドットコムニュース / 2021年9月27日 10時2分

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新型コロナウイルスの感染拡大の「第5波」により、身近に感染者が出たという人も多いようです。

弁護士ドットコムニュースのLINE登録者約1万5千人に「感染拡大で生じたトラブル」について呼びかけたところ、「感染者が出たのに作業場にアルコールも何もない」「感染者が出ても在宅勤務を認めない」など職場の感染対策に疑問を持つ人が多数見られました。

●感染者出ても「全く以前と変わらない」

栃木県に住む50代の会社員は、勤務先で感染者が出たものの、何も対策が取られないことに疑問を感じています。

「私の作業場は、外部と1番接触する仕事。しかし、外部の方が入門する際熱も測らなければ、作業場にアルコールも何もない。全く以前と変わらない。アルコールや隣の人との壁があるのは、いわゆる事務所。これってどうなんでしょうね」

都内の百貨店で働く警備員の50代男性は、職場で感染者が相次いでいるものの、感染対策がまともに取られていないと嘆きます。

「やってる感の演出だけで、休憩所や食堂、喫煙所は三密状態。地下食料品売り場で感染者が毎日のように出ていますが、行列ができるようなイベントをしています」

●変わらぬ職場、退職を決意

関西の温浴施設でマッサージの仕事をしていた女性は、職場の対応に「お客様とスタッフを守るという概念はない」と感じ、退職を決意しました。

「お客様もマスクを着用されていないことがあり、エリアマネージャーに相談したんですが、『マスクをしてない人でも、やらなければなりません!』と耳を疑う返答でした。

必要換気量を満たさない小さな換気扇が天井に2つ、空気清浄機の設置もない空間で、電気代がかかるから窓を開けてはいけず店舗内の消毒もしない、タオルも使いまわすなど、私には耐え難い状況でした」

●職場の安全、法律はどう定めている?

このような職場の対応について、労働問題に詳しい大木怜於奈弁護士は「安全配慮義務に違反すると判断される可能性が高い」と指摘します。コロナ禍における職場環境の安全性について法律はどう定めているのでしょうか。詳しく聞きました。

ポイント1:厚労省による「職場における対応」指針

職場内での感染防止対策を放置することは、公衆衛生の観点からも問題があることから、厚生労働省は、対応指針を示しています(令和2年3月31日付「新型コロナウイルス感染症の大規模な感染拡大防止に向けた職場における対応」)。

これによれば、
(1)職場内の換気の徹底(1時間に2回程度の換気など)、
(2)接触感染の防止(物品・機器等の複数人での共有の回避、消毒、こまめな手洗い、アルコール消毒等)、
(3)飛沫感染の防止(咳エチケットの徹底、換気の徹底、ソーシャルディスタンス等)、
(4)一般的な健康確保措置の徹底(従業員各自の健康管理等)、
(5)通勤・外勤に関する感染防止行動の徹底、
(6)在宅勤務・テレワークの活用 などを要請しています。

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