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不倫している夫が、突然「家庭内別居」をはじめました 

弁護士ドットコムニュース / 2021年10月23日 9時2分

しかしながら、お子さんが生まれたばかりということは、少なくとも1年以内には性交渉があったことになりますので、それだけでも「家庭内別居」だったとの主張すら苦しいです。

さらに、不貞した上で一方的に家事を禁止して義母にやらせるなどのわざとらしい行動も、悪質でむしろ夫の有責性を増強すると思います。

——「家庭内別居」を続けていれば、離婚しやすくなるのでしょうか?

夫は自分が不貞した有責配偶者であったとしても、「家庭内別居」を継続していれば、有責配偶者からの離婚請求が認められる要件の1つである「長期間の別居」を満たし、離婚しやすくなるのではないかと考えている可能性もあります。

確かに、有責配偶者の離婚請求が認められる要件の1つとして「長期間の別居」はありますが、基本的にこれには「家庭内別居」は入りません。なので、家庭内別居をいくら継続しても、夫からの離婚請求が認められることはありせん。

裁判例では見当たらなかったのですが、仮に、「家庭内別居」が「婚姻破綻」と認められる場合があるとしたら、家計も家事、生活も全て別で、夫婦として協力することは一切せず、どちらも他にパートナーがいて、双方がそれらを了解した上で、単に同じ家で生活をしているだけということが考えられます。

しかし、そのような状況なら、さすがに同居はしないのではないかと思いますので、いずれにしてもレアケースだと思います。

【取材協力弁護士】
高木 由美子(たかぎ・ゆみこ)弁護士
第一東京弁護士会所属。米国・カリフォルニア州弁護士
事務所名:さつき法律事務所
事務所URL:http://www.satsukilaw.com/

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