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母と暮らす「33歳こどおじ」の部屋を訪ねて 「恋愛は面倒、結婚もしなくていいや」

弁護士ドットコムニュース / 2021年10月24日 9時28分

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大人になっても親の家(主には実家の子ども部屋)で暮らす未婚者について、「こどおじ(子ども部屋おじさん)」または「こどおば」と呼ぶことがあります。

ニートや引きこもりとは異なり、仕事をしている人もいますが、揶揄の意味合いを色濃く残すネットスラングなので、自らがそう呼ばれることに不快感を示す人もいます。

弁護士ドットコムニュース編集部がLINEで「実家に住み続ける30代以上の未婚者(または独身)」の情報を募ったところ、ある女性から「うちの息子はこどおじです」との連絡が寄せられました。

「私自身は、子どもの頃から考えても、今が一番気楽で幸せです。私だって、子ども部屋に住む『こどばば』です。親子というより、気の合う同居人かな?」

それでは、息子のほうはどう考えているのでしょう。自分で選んだ「幸せ」がその同居生活にあるのでしょうか。

取材をお願いすると、OKを出してくれた息子も一緒に、6畳の「子ども部屋」で膝を突き合わせて話してきました。

こどおじになった背景には「就職氷河期」などの社会問題のほかにも、恋愛嫌いなどの理由もありそうです。(編集部・塚田賢慎)

●2人で合計年収600万円、家賃6万円のアパート暮らし

話を聞いたのは、大阪市の大宮梨花さん(62)と、浩次さん(33)の親子です(いずれも仮名)。

元夫との離婚を機に、2人は10年以上前から、単身者向けの家賃6万円のアパートで2人暮らしをしています。

2人は梨花さんの肉親を含め、親族との縁を切っています。

生家で親と同居し続けているわけではないので、厳密に「子ども部屋おじさん」とは言えないかもしれませんが、浩二さんは自分を「こどおじ」と認識しています。

非正規の会社員の梨花さんと、コンビニエンスストアの正社員の浩二さんの年収をあわせると約600万円。家賃と水道光熱費は浩二さん、食費のほとんどは梨花さんの負担です。

●学習机は「ベッド机」でした

梨花さんの部屋(6畳)と、浩二さんの部屋(5畳半)、玄関入ってすぐの台所(5畳半)、風呂・トイレがすべてです。

普段から、梨花さんの部屋でごはんを食べたり、YouTubeで落語を見ながら笑い転げたりしています。

浩二さんは、3歳から自分の「子ども部屋」を与えられて、そこで寝起きをしていたそうです。

「さびしくないように、天井に蓄光シールを貼ってあげたことを覚えています」(梨花さん)

いま、浩二さんの部屋は、「ゾイド」が構える入り口の奥に、たくさんのポケモンのぬいぐるみと、ベッドが置かれています。その上に台を渡して、PCでの作業や、ゲーム、アニメ鑑賞などをします。

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