1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

仕事の8割が完成したのに「もういらない」と契約解除…フリーランスの報酬トラブル対処法

弁護士ドットコムニュース / 2021年11月23日 8時35分

写真

関連画像

企業に副業・兼業解禁の動きが広がり、単発の仕事を請け負うギグワークなど、新しい働き方も登場する中、個人で仕事を請け負う人が増えている。これに伴い、顧客からの報酬未払いや突然の契約解除など、法的なトラブルも目立つようになった。

顧客の未払いや不当な要求があっても、その後の人間関係や仕事の発注などを考えて、声を上げられずにいる人も多いのではないだろうか。法的なトラブルに対する心構えや、実際に起きてしまった時の対処法などを取材した。(ライター・有馬知子)

●報酬の繰り延べに応じた結果、500万円余りが未払いに

「お金のことは、たとえ相手に『ドライで堅苦しい』と思われても、最初にクリアにしておくべきだと学びました」

都内の外資系IT企業に勤める男性(46歳)は、こんな言葉を口にする。副業として昨年、ある不動産開発会社とアドバイザー契約を結んだが、報酬500万円あまりが未払いとなっているためだ。

男性はこの会社の入札書作成などに携わっていたが、昨年末、報酬の7割を繰り延べしてほしいと頼まれ承諾した。その後、会社は入札に失敗して資金繰りが悪化し、7カ月分の繰り延べ報酬が支払われていない。

「会社のオーナーにメールなどで支払いを督促しましたが、『お金がないから払えない』の一点張りでらちがあきません」

弁護士に相談し、オーナーに内容証明郵便を出したが「新たな資金調達の当てがないのは分かっています。取り戻すのはおそらく無理でしょう」と、あきらめ顔だ。

男性は企業の正社員として働いてるので、未払いが即、家計を直撃するわけではない。「もし完全なフリーランスだったら、ダメージは比較にならないほど大きかったでしょう」

今回のトラブルで、男性は「お金は回収できる時に回収すべき」だと痛感している。

「報酬繰り延べを申し出られた時、それまでの人間関係でつい応じてしまったが、この時に契約をやめるか条件を見直すべきでした。お金が絡む話は『なあなあ』にしてはいけない、仮に繰り延べるにしても期限を設定し、それまでに払えなかったらペナルティを課す、といった取り決めが必要だと改めて思いました」

何よりも残念なのは、ともに働いていたメンバーとの人間関係が壊れてしまったことだという。

「お金を払おうとしないオーナーの本性に失望させられただけでなく、私に『会社が苦しいんだから、少しは手伝って』と理不尽な要求をしてくる社員もいて、関係がとげとげしくなりました。仕事自体は面白かっただけに『もったいない』という気持ちが残りました」

●「フリーランス・トラブル110番」、どんな相談が多い?

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

ミッション中・・・

10秒滞在

記事を最後まで読む

ミッション中・・・

10秒滞在

記事を最後まで読む

10秒滞在

記事を最後まで読む

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください