お笑いウェブサービス「ボケて」 使われている画像の「著作権」はどうなっているの?

弁護士ドットコムニュース / 2014年4月16日 11時47分

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ユーザーが投稿した画像に対して、別のユーザーがボケたコメントを返す、お笑いウェブサービス「ボケて(bokete)」。一般ユーザー同士がお互いに投稿・評価しあう仕組みで、若者に人気だという。

「ボケて」に投稿されている画像を見てみると、漫画・アニメの一コマやテレビ番組のキャプチャなどが多く見られる。ネット上のQ&Aサイトをみると、「使われている画像の著作権はどうなっているの?」という質問もあった。

もし、こうした画像について、著作権者が「問題だ」と言ってきたら、誰が責任をとるのだろうか。「ボケて」の利用規約には、アップロードされた画像の著作権侵害について「弊社は一切の責任を負いません」などと書かれているが・・・。著作権にくわしい唐津真美弁護士に聞いた。

●無断アップロードは「著作権侵害」になりうる

「著作権の観点からいうと、漫画・アニメの1コマを無断でアップロードすれば、作品の著作権者が持っている複製権や送信可能化権(アップロード権)を侵害することになります。

また、放送番組のキャプチャについては、放送事業者(テレビ局)が持っている放送番組の複製権を侵害することになります。この場合の『複製』には、写真等による複製も含まれるからです。

さらに、『ボケて』を見ると、漫画のコマに含まれたセリフの一部を空白にして、別の言葉に言い換えさせる『お題』もあるようですが、こちらは勝手に著作物を変えることを禁止する翻案権や、著作者が持っている著作者人格権の一つである同一性保持権を侵害する可能性もあります」

唐津弁護士はこのように述べる。節度を保ったパロディ利用などについては著作権者も黙認している事例が多そうだが、場合によっては問題視されることもありそうだ。その場合、誰が責任をとることになるのだろうか。

「そもそもは投稿者(利用者)の責任ですが、著作権者にしてみれば、投稿者の名前や住所などはわかりません。ですから、著作権者がクレームをする場合、まず運営会社に連絡することになるでしょう」

利用規約は関係ないのだろうか?

「利用規約は、運営会社と利用者間のものですから、著作権者を拘束しません。

プロバイダ責任制限法や裁判例に照らすと、著作権者から合理的根拠を示した権利侵害の主張や削除要請があるにもかかわらず、運営会社がこれを放置したような場合には、著作権者から運営会社に対する損害賠償請求が認められる可能性があります」

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