<PC遠隔操作事件>「お別れだよって、握手した」(佐藤博史弁護士会見詳報・下)

弁護士ドットコムニュース / 2014年5月20日 22時45分

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PC遠隔操作事件の片山祐輔被告人の保釈が取り消された5月20日、主任弁護人をつとめる佐藤博史弁護士は、東京・霞が関の司法記者クラブで記者会見を開いた。その後半を紹介する。

●自作自演メールの計画は「保釈前から」

――今回の(真犯人メールに使った)スマートフォンは、どうやって入手したのか?

(SIMカードは)秋葉原で手に入れたと言っていた。まったく足のつかないものを買った、と。

――なぜ河川敷にスマートフォンを埋めたのか?

彼が法廷に臨んでいるときに発信させる目的だったからだ。発信した基地局がわかるので、別の場所でなければいけなかった。警察が自宅に捜索に入るということや、スマホの回収も考えないといけないので、河川敷になった。

――メール送信の詳しい方法は聞いているか?

名前は聞いていないが、スマートフォンにソフトをインストールしたと言っていた。

――「自作自演のメール」を送ることを考えた時期は?

保釈される前から考えていたと言っていた。保釈後、与えられた以外の秘密のパソコンを持っていて、それでメールを作り続けていた。

――片山被告人は最後までだまし続けるつもりだったのか?

有罪判決に備えて、収監後にメールが届く設定をしておくというのが、元々の計画だったと言っていた。最後までだますつもりだったんだろう。

●今から話すと、マンガみたいな話

――保釈後、捜査当局から行動確認されることについて、佐藤弁護士は注意をしたのか?

行動確認はされているよ、と伝えた。今から話すとマンガみたいな話だが、真犯人からのメールがやがて届くと、この事件は「サドンデス」になると話していた。そのときに向けて万全の体制もとっていた。本当は、われわれにとって「デス」だったわけだが・・・。

だけど、彼の真意はまったく違った。逆に言うと、彼は、私たち以上に尾行とかを計算していたと思う。

――それならば、なぜ?

河川敷に下見に行ったときも、ものすごく警戒していたが、誰もいない安全な場所だと考えたようだ。(捜査陣が)スマートフォンを掘り返したのはたぶん、埋めた直後ではない。真犯人メールが届いたから、片山の行動を振り返ってみようということで、真相が明らかになったのだと思う。すばらしい勘だ。

――スマホを河川敷に埋めた以外に、「自作自演」したとは言っていないのか? たとえば落合洋司弁護士に何かが送られたり・・・。

「あれはまったく自分ではない」と。まったく無関係だと思う。

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