「痴漢されても喜んでいるじゃないか」女性都議が浴びた過去の「セクハラヤジ」を告白

弁護士ドットコムニュース / 2014年7月8日 19時41分

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東京都議会で塩村文夏議員が浴びせられた「セクハラヤジ」の問題を受けて、性差別の根絶に向けた対策を議論する「都議会・性差別やじ問題の幕引きを許さない緊急集会」が7月7日、都内で開かれた。

集会はジェンダー研究者らが主催したもので、市民数十人が参加。「議会のヤジを全面禁止すべき」「ヤジを飛ばした議員を辞職に追い込もう」という声があがった。「女性議員を増やすべき」「多くの人を運動に巻き込まなければならない」などの意見もあった。

●「怒濤のようなヤジを浴びて、声をあげられなかった」

登壇した西崎光子都議(生活者ネットワーク)は、過去に自身が受けた都議会での「セクハラヤジ」を明かした。

漫画やアニメの過激な性描写を規制する「青少年健全育成条例」改正案が問題になった2010年のことだ。当時、西崎都議は、規制強化に疑問を抱き、改正案への反対を主張した。そのとき、賛成している会派の議員から激しいヤジを飛ばされたという。

「ヤジの内容は、お前はそういう性描写が好きなんじゃないかという意味で、『痴漢されても喜んでいるじゃないか』というものでした」

そのとき、西崎都議は制止できなかった。「複数の議員から怒涛のようにヤジを浴びせられたからです。誰が発言しているのかわからない。議長も制止しないので、抗議するのも勇気がいった。声をあげられなかった」

今回のヤジ問題が起きたとき、こうした「苦い経験」がよみがえったという。

●都議会の規則に「セクハラを直接禁止する規定」はない

また、広瀬めぐみ弁護士は「社会が男女の性的役割を押し付けている限り、女性に対する差別はなくならない」と主張した。

広瀬弁護士によると、都議会には「議会の秩序及び品位を重んじなければならない」(105条)、「みだりに発言し、騒ぎその他議事の妨害となる言動をしてはならない」(108条)という会議規則があるが、セクハラを直接禁止する規定はないという。

「セクシャル・ハラスメントやジェンダー・ハラスメントにあたる発言は許さないことを都議会の規則にはっきりと定めるべきだ」

このように広瀬弁護士は力説していた。

集会後、参加者の一人に意見を聞いたところ、「女性差別は人権の問題としてとらえるべき。ほかの差別されている人とつながって、戦っていく姿勢が大事だと思う」と話した。

【動画】「都議会・性差別やじ問題の幕引きを許さない緊急集会」 参加者インタビュー

https://www.youtube.com/watch?v=0oL82pwDTQ4

(弁護士ドットコム トピックス)

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