「居眠りで交通事故3回」「20キロ痩せた」 すき家・従業員の悲痛な声(調査報告)

弁護士ドットコムニュース / 2014年8月1日 10時3分

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牛丼チェーン「すき家」従業員の過重労働問題の調査・提言のために設置された第三者委員会(委員長・久保利英明弁護士)は7月31日、記者会見を開き、調査報告書を発表した。報告書では、過重労働の実例として、月500時間以上残業したケースや、2週間家に帰れなかったケースなどが挙げられている。久保利委員長は「こうした状況を一刻も早く改善すべきだ」と、経営陣に警鐘を鳴らした。

第三者委員会は、すき家を運営するゼンショーホールディングスが5月7日付で設置した。メンバーは久保利委員長と、國廣正弁護士、村松邦子・一般社団法人経営倫理実践研究センター主任研究員の3人で、従業員のヒアリングやアンケート調査を行い、提言をまとめた。

久保利委員長は、すき家の労働実態について、「顧客第一主義でもってきたことは間違いないが、従業員の生活をはたして守ることができていたのか、満足度はどう取り扱われてきたのか」と従業員軽視の風潮を疑問視。「過重労働の根源である経営陣の意識を変えないといけない」と語った。

●調査報告書には「すき家」従業員の生々しい声が・・・

今回の報告書には、労働実態に関する従業員の生々しく、悲痛な声が掲載されている。2013年2月に行った従業員の意識調査の回答として、以下のような記載があった。

「慢性的な人手不足(MGR、クルー)の状態なのに、新店をオープンしないで欲しい」

「意欲も低下、慢性的人員不足でおかしくなりそうです・・・会社を守っているので私たちのことも守ってください」

「正直言わせていただくと、労働環境かなり悪すぎです。社員全員が平等に週休 2 日確保及び 1 回転[注:店舗において、24 時間連続で勤務すること]以上ないような労働環境にしてほしいと強く思います」

「まったく回っていない現場があり、過労死してもおかしくないようなこの労務環境が現実にあるなかで、世界から飢餓と貧困を撲滅するため、日本一を走り続けるため、世界一を目指すためと、新入社員の数もろくに確保できていない状況で店舗を拡大していくのはもはや大義ではなく驕りであると思う」

また、2013年、14年の従業員の退職理由として、以下のコメントも掲載されている。

「居眠り運転で交通事故を 3 回起こした。人が取れず、金曜から月曜は回転になる。」

「年末親に会い、20kg 痩せ見てられない、辞めてくれと頼まれた。」

「シフト時間、シフト調整により寝る暇がない。休みがない、3 ヶ月に 1 回あれば良い方。30 日間オフなし。ピークの時間ワンオペ、土日の昼ワンオペ。」

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