女子が憧れる「壁ドン」の告白・・・イケメンがやっても「犯罪」になる可能性アリ?

弁護士ドットコムニュース / 2014年8月30日 16時11分

写真

関連画像

壁を背にして立ち、相手から「ドン!」と手をつかれて、強引に告白を受ける――。こうした「壁ドン」が話題だ。女子にとってあこがれのシチュエーションだという。

ところがこの「壁ドン」は、やられた側がうれしいとは限らないという声もある。ツイッターでは、「好きな相手以外だと恐怖しか感じないだろ」「キュンとくるのは二次元だけ。現実でされたら引くかも。」と言う声や、「彼氏以外の男にされたら110番するレベル」という声もある。

たしかに、いくら告白するためとはいえ、実際に壁に追い詰められて「ドン」とされたら恐怖を感じる人もいるだろう。「壁ドン」をされた女性が恐怖を感じたら、犯罪にあたることはあるのだろうか。篠田恵里香弁護士に聞いた。

●「壁ドン」は暴行罪にあたる可能性がある

「『壁ドン』は、好意を持っている相手であればよいですが、されたくない相手だった場合、相当な恐怖を感じそうですね。やり方によっては、犯罪になる可能性があります」

篠田弁護士はこう注意を呼びかける。具体的には、どういった罪に問われる可能性があるのだろうか。

「『壁ドン』が該当しうる犯罪としては暴行罪(刑法208条)が挙げられます。暴行罪における『暴行』とは、裁判例上、『人の身体に対する有形力の行使』とされています」

「壁ドン」の場合、相手の体に直接、触れるわけではないはずだ。それでも「人の身体に対する」といえるのだろうか。

「人の身体に向けられたものであれば、それが人の身体に直接接触することは必要ないとされています。

過去の裁判例でいうと、『怪我をさせる意図なく刀を振り回す行為』や『人の数歩手前に石を投げる行為』なども暴行罪が成立するとされています。『壁ドン』もあまりに勢いよく行った場合、暴行罪と判断される可能性が出てきます。

ただし、暴行罪は相手の同意があれば、成立しません。たとえば、『壁ドン』されても、相手が『好きな人からされて嬉しい』と感じている場合であれば、暴行にあたらないでしょう。こうした場合は、相手が同意していると言えますからね」

●ほかの罪にも問われる可能性が・・・

篠田弁護士はまた、「『壁ドン』そのものが、これらの犯罪に該当するわけではありませんが」と断ったうえで、シチュエーションしだいで、さまざまな犯罪が成立する可能性があると指摘していた。

「たとえば、『壁ドン』の際の発言によっては、脅迫罪(刑法222条)が成立する可能性があります。

  • 前のページ
    • 1
    • 2
  • 次のページ
日本最大級の弁護士/法律ポータルサイト。23万件の相談実績。無料法律相談・弁護士ランキング・口コミ弁護士検索でお悩み解決。他にも弁護士費用の見積比較・法律Q&Aなどの豊富なサービスとコンテンツで「インターネットを通じて法律をもっと身近に、もっと便利に。」

トピックスRSS

ランキング