楽曲「無断利用」は1曲1500万円!? ネット動画で「BGM」を使うときの注意点

弁護士ドットコムニュース / 2014年8月29日 17時26分

●「原盤権」を持つレコード会社の許可がいる

「一方、CDなどの音源を利用する場合には、『原盤権』について利用許諾を得る必要があります。しかし、原盤権については、こうした包括契約は結ばれていません。そこで、CDなどの音源を利用するためには、個別に原盤権の権利者の許諾が必要なんですね。

ちなみに『原盤権』の権利者は、多くの場合、CDを製造しているレコード会社などです」

原盤権を侵害した場合、日本でも、高額の損害賠償を請求されるのだろうか。

「BGMで無断利用したという場合、海賊版や違法ダウンロードの場合に比べて、損害額の認定は難しいところです。ただ、少なくとも、『原盤権者がBGMとしての利用を許諾する場合の、ライセンス料相当額』は認められるでしょう」

●動画の内容が「宣伝目的」の場合は注意

「なお、JASRACの管理楽曲であっても、投稿する動画が、特定の企業や商品の宣伝目的のものである場合などは別途の手続が必要ですし、企業や団体が海外の楽曲を利用して動画を投稿する場合についても別途の手続が必要になります。

ですので、楽曲を利用する場合は、JASRACなどの著作権管理事業者のホームページで、手続が必要かどうかを確認することをお勧めします」

高木弁護士はこのように注意点を述べていた。

(弁護士ドットコム トピックス)

【取材協力弁護士】
高木 啓成(たかき・ひろのり)弁護士
福岡県出身。2007年弁護士登録(第二東京弁護士会)。ミュージシャンやマンガ家の代理人などのエンターテイメント法務のほか、IT関係、男女関係などの法律問題を扱う。音楽事務所に所属し作曲活動を行うほか、ロックドラマー、クラブDJとしても活動している。
Twitterアカウント @hirock_n
SoundCloud URL: http://soundcloud.com/hirock_n
事務所名:アクシアム法律事務所
事務所URL:http://www.axiomlawoffice.com/

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