小保方さんの博士号「学位を取り消す」早稲田大学が「猶予付き」の決定・配布資料(全文)

弁護士ドットコムニュース / 2014年10月7日 16時38分

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理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの研究ユニットリーダー小保方晴子さんの「博士論文」の不正疑惑について審査していた早稲田大学は10月7日、小保方さんの博士号について「学位を取り消す」と結論付けた。ただし、一定期間の猶予を設け、博士論文として適切なものに訂正された場合には、学位を維持するとした。

今回の決定に関する記者会見の会場で、記者向けに配布された資料の全文は次のとおり。

●早稲田大学における博士学位論文の取り扱い等について

 早稲田大学は、大学院先進理工学研究科において生じた博士学位論文に関する研究不正問題について、学内で慎重に協議を重ね、(1)「学問の府」として不適切な内容を含む学位論文がそのまま公開されている状態を放置しない、(2)「教育の場」として指導と責任を放棄しない、という2つの基本方針に従って、下記の結論を出しました。あわせて、その他の博士学位論文についても自主調査を進め、不適切な論文に対する対応方針を決定するとともに、こうした事態の再発を防止するために、研究倫理教育の在り方、質の高い研究者を育成する研究指導体制の在り方、厳格な審査体制のあり方等をまとめた「課程博士における博士学位および博士学位論文の質向上のためのガイドライン」も策定いたしました。

1.博士学位の取り消しについて

■概要

 早稲田大学は、下記博士学位論文について、大学院先進理工学研究科における予備調査、2014年7月17日に総長に提出された「早稲田大学大学院先進理工学研究科における博士学位論文に関する調査委員会」による調査報告書等に基づいて、慎重に協議を重ね、2014年10月3日の早稲田大学研究科長会の議を経て、10月6日付で、小保方晴子氏に授与された博士学位の取り消しを決定した。ただし、先進理工学研究科における指導・審査過程に重大な不備・欠陥があったものと認められることから、一定の猶予期間を設け、論文訂正と再度の論文指導並びに研究倫理教育を受ける機会を与え、これが適切に履行され、博士学位論文として相応しいものになったと判断された場合には、取り消すことなく学位を維持するものとした。なお、上記の修正が定めた期間内に完了しない場合は、学位は取り消されるものとする。

■経緯

 早稲田大学は、2014年3月31日、先進理工学研究科からの要請を受け、小保方晴子氏の博士学位論文に関する調査委員会を設置し、同年7月17日に調査報告書の提出を受けた。

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