「憲法9条の理念はノーベル平和賞に値する」 署名集めに奔走した人たちの「思い」

弁護士ドットコムニュース / 2014年10月9日 15時53分

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今年のノーベル平和賞が10月10日、発表される。過去最多278の候補が挙がっており、激戦が予想される。そんな中、ノルウェーのオスロ国際平和研究所が、「憲法9条を保持する日本国民」が1位だと予想し、話題を呼んだ。

日本では、「憲法9条にノーベル平和賞を」という運動が、昨年から盛り上がりを見せている。昨夏に発足した署名の実行委員会によると、賛同署名は世界中から集まり、10月2日時点で41万を突破しているという。

同委員会の共同代表をつとめ、講演会などで憲法9条への思いを語ってきた竹内康代さんに、運動の趣旨と、発表目前の心境を聞いた。

●署名活動は、主婦の呼びかけから始まった

「憲法9条は、争いごとを武力ではなく話し合いで解決しようという理想的な憲法です。その理念は、ノーベル賞に値すると思います」

このように、竹内さんは力説する。

ノーベル平和賞の受賞を目指す署名活動が始まったのは2013年5月。座間市在住の主婦、鷹巣直美さんが1人で始めた活動だったが、同年8月、鷹巣さんの呼びかけに賛同する人が「実行委員会」を立ち上げた。竹内さんもその1人だった。

ノーベル平和賞の候補になるには、推薦が必要だ。竹内さんたちは2014年1月、ノーベル委員会に推薦書と約5万4000筆の署名簿を送った。すると4月9日になって、「推薦を受理した」と連絡が届いたという。

「当初は『9条』が受賞すればいいと思っていたのですが、ノーベル賞は団体か個人にしか与えられないんですね。そこで、9条をもつ日本国民一人一人にノーベル賞をという形にしたのです」

●若者にも響いた「9条にノーベル賞を」

「9条を守ろうと活動しているのは、ほとんどが戦争体験者や、戦争体験者を親に持つ年代の人です。そこで私たちは、戦争を知らない若い人にも、9条のよさをアピールしたいと思いました。

単に『9条を守ろう』と呼びかけても、若い人にはなかなか受け入れてもらえません。でも、『9条にノーベル賞を与えよう』と呼びかければ、ノーベル賞が好きな日本人なら、希望を抱いて署名してくれるのではないかと考えました」

年齢を聞いていないので、若者がどの程度、署名したかは分からない。しかし、街頭で署名活動をした際、呼びかけに足を止めてくれる若者は、決して少なくなかったという。

「幼い子どもに『あなたが将来戦争に行かなくてもいいように』と言って、署名してくれたお母さんがいました。10代の女の子も、きちんと説明すれば、納得して署名してくれました。

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