「白人ならどんな日本人女性ともヤレる」と豪語する「ナンパ伝道師」 入国を拒める?

弁護士ドットコムニュース / 2014年11月15日 12時28分

写真

関連画像

「東京では、白人ならどんな日本人女性ともヤレる」。こう豪語する外国人男性が11月中旬に来日するという情報が広まり、「日本人女性の尊厳を貶める」「ハラスメントだ」と入国を阻止しようとする運動がネットで起きている。

問題の男性は、米国人とされるジュリアン・ブランク氏。海外メディアの報道によると、ブランク氏は世界各地で「女性のナンパ方法」を男性に指南するセミナーを主宰しており、「ナンパの伝道師」と称されている。You Tubeでは、ブランク氏らしき男性が「女性の頭をつかんで股間に押し付ければいい」と力説している動画も公開されている。実際に街で声をかけた女性の顔をつかんで、股間に近づける場面もあった。

署名サイト「change.org」では11月6日、「ブランク氏の入国を断固阻止する」という署名活動が立ち上がり、15日現在、賛同者が5万人を超えている。集まった署名は11月10日、東京入国管理局に提出されたという。このような署名によって、ブランク氏の入国を拒否できるのだろうか。入管法にくわしい山脇康嗣弁護士に聞いた。

●就労目的の入国か、短期滞在かで条件が変わる

「入国管理局は、多くの署名が集まっていること自体を理由として、外国人の入国を拒否できません」

なぜ、拒否できないのだろうか。

「入国管理局は、入管法に定められた『上陸のための条件』を満たす限り、その外国人の入国を必ず許可しなければならないからです。この『条件』を満たしているにもかかわらず、入国を認めないという権限は、入国管理局にありません」

では、ブランク氏は条件を満たしているのだろうか。

「日本で就労できない『短期滞在』の在留資格で入国を計画しているのか、それとも就労可能な在留資格で入国を計画しているのかによって、条件が異なってきます。

ブランク氏は世界各国に短期間滞在して、『女性のナンパ方法』のセミナーを行っているということですが、このような活動をおこなうこと自体を理由として取得できる、就労可能な在留資格は日本にありません。

したがって、おそらく『短期滞在』の在留資格で入国を計画していると考えられます」

●セミナーに営利性・反復継続性があれば、入国できない可能性も

その場合の入国条件はどうなっているのか。

「次の4つが『条件』になります(入管法7条1項1号~4号)。

(1)パスポートが有効であること

(2)日本で行う活動として入国審査の際に述べる内容が虚偽でないこと、その活動内容が『短期滞在』の在留資格に該当すること

  • 前のページ
    • 1
    • 2
  • 次のページ
日本最大級の弁護士/法律ポータルサイト。23万件の相談実績。無料法律相談・弁護士ランキング・口コミ弁護士検索でお悩み解決。他にも弁護士費用の見積比較・法律Q&Aなどの豊富なサービスとコンテンツで「インターネットを通じて法律をもっと身近に、もっと便利に。」

トピックスRSS

ランキング