「ももクロは『崖っぷち』のヘタレのために存在する」境真良氏が語る「国富論」(下)

弁護士ドットコムニュース / 2014年12月6日 10時33分

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AKB48、ももいろクローバーZ(ももクロ)、モーニング娘。——。「アイドル戦国時代」と呼ばれるほど、女性アイドルグループが活況を呈しているが、それぞれどのような違いがあり、どんな役割を果たしているのだろうか。グローバルな競争社会から脱落しそうな中産階級をアイドルが救うと主張する『アイドル国富論』(東洋経済新報社)の著者で、現役の「モノノフ」(ももクロのファン)でもある境真良氏(国際大学グローバル・コミュニケーション・センター客員研究員)にインタビューした。(取材・構成/新志有裕)

●より抑圧の強い人が「ももクロ」のファンに

——各グループはどういった人に受け入れられているんですか?

「『マッチョ』と『ヘタレ』という言葉で説明すると、AKBも、ももクロも、ヘタレの人たちが推しているのですが、色合いが異なっています。

AKBは比較的余裕のある人に受けているのではないでしょうか。総選挙のように、競争がコンテンツとして受け入れられているのです。メッセージもライトです。一方で、もっとつらくて、より抑圧が強い人が、ももクロのファンになると思ってます。崖っぷちの人たちです。

AKBは総選挙のように、みんなで戦って、勝とうとするものです。推しメンがいて、勝ったり負けたりといったドラマを楽しむものです。

しかし、ももクロは『絶望』からの救済です。その歌詞は『大丈夫』『弱くない』『絶対あきらめない』といったものです。自分が問題にしている基準ラインがAKBとは異なっているのです。まぁ、見方によってはAKBファンは『戦い』をアイドルに投影するだけなのに対し、ももクロファンは自らのこととして受け止めている、つまり前向きだともいえるので、どっちが抑圧されているかは解釈問題なのかもしれませんが(苦笑)」

——では、モーニング娘。はどうなんですか?

「モーニング娘。は何かを極めたい、というかっこよさを見せるもので、アイドルの中ではよりストレートなマッチョに近い。AKBやももクロとは全く軸が異なっています。海外で受けているのはAKBやももクロよりも、ハロープロジェクト(モーニング娘。など、つんく♂プロデュースのアイドルたち)です」

——100人以上いるAKBと、5人のももクロでは、人数が全然違いますよね。

「AKBというグループの枠は、推しメンのための舞台でしかありません。あまりに人数が多くて、グループというものが視野に入っていません。しかし、ももクロは5人しかいないので、相関関係がより強く見えてしまうわけです。

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