「大学生の夏休みだけの活動じゃない」 SEALDs奥田愛基さんが今後の展望を語る

弁護士ドットコムニュース / 2015年9月16日 15時48分

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安保法案の審議が最終局面を迎えるなか、国会前で抗議活動をおこなっている学生グループ「SEALDs(シールズ)」が9月16日、東京・有楽町の外国特派員協会で記者会見を開いた。中心メンバーの奥田愛基さん(明治学院大4年)は抗議活動の広がりに触れて、「次の選挙にも影響を与えると思う」と語った。

集団的自衛権の行使を認める安保関連法案は、9月16日夜にも、参議院の平和安全特別委員会で採決され、17日の参議院本会議で可決・成立すると見込まれている。奥田さんは今年5月に結成された「SEALDs」の中心人物として、国会前の抗議活動を率いてきた。

会見の質疑応答で、外国人記者から今後の活動について聞かれると、奥田さんは「大学生の夏休みだけの活動じゃない」と語気を強めた。「僕たちの抗議活動には、20~70代の世代がいる。世代・性別を超えたつながりが、そのまま次の選挙にも影響を与えると思う」と述べた。

国会正門前のSEALDsの抗議活動には、主要な野党の代表たちが毎週のように訪れている。奥田さんは「うまく選挙協力すれば、僕たちも次の選挙を応援しやすくなるんじゃないか。今では、『(安保法制の)賛成議員を落選させよう』が合言葉になっている。これまでの運動と違うかたちになりつつある」と展望を語った。

●「新しい政党ができても、日本の現状が変わると思っていない」

一方で、奥田さんは「現段階では、新しい政党をつくる気はない」と明かした。その理由については、「新しい政党ができても日本の現状が変わると思っていない。社会の中から変えていく必要がある。政治に対して主体的な人がもっともっと増えるべきだ」と述べた。

また、TBSの記者から「海外の同世代のデモなどからインスパイアされたか?」という質問が出ると、奥田さんは「もちろん影響を受けた」と回答した。

奥田さんによると、SEALDsが抗議活動で叫んでいる「Tell me what democracy looks like?(民主主義ってどんなものか?)」というコールは、もともと2011年に米ニューヨーク市のウォール街で起きた抗議運動「オキュパイ・ウォールストリート」など、海外のデモ活動で使われていたのだという。

奥田さんは「インターネットでほぼリアルタイムで見ていた。とくに台湾や香港ではデモクラシーの意識があった。相互交流する中で、アジアのなかのデモクラシーはどうあるべきか話し合ったりしているので影響はあったと思う」と話していた。

●SEALDs奥田愛基さんが外国特派員協会でスピーチ【動画】

https://www.youtube.com/watch?v=kCrQN6IKIfw

●SEALDs記者会見後半~質疑応答~【動画】

https://www.youtube.com/watch?v=bEZ5kOmTKZI

(弁護士ドットコムニュース)

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