シェアハウスの「同居人」が家を荒らして「行方不明」 どう対処すべきか?

弁護士ドットコムニュース / 2013年6月20日 10時50分

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ひとつの住居を複数人で共有して暮らす「シェアハウス」が注目を集めている。シェアハウスでは、寝るための個室があるものの、リビングや台所・浴室などは、「共有スペース」を利用するのが一般的だ。初期費用や光熱費を安く抑えられることから、若者を中心に人気がある。

そんなライフスタイルはテレビドラマでもモチーフとなり、「自由で楽しそう」「オシャレ」といったイメージが持たれている。だが一方で、他人同士が近い距離で暮らすことのリスクも忘れてはいけない。

先日も、東京都内のあるシェアハウスの入居者のひとりが、家の中を荒らしたまま行方をくらませたという話がツイッターで話題になったばかりだ。部屋に布団や衣類が散らばり、共有の壁や浴室にはリキュール酒が撒き散らされているという生々しい写真がアップされている。

問題行動を起こしたとされる入居者は、以前も同居人とトラブルを起こしており、退去を求められていたという。このような場合だと、弁償を求めて話が余計にこじれるケースもあるだろう。こういったシェアハウスでのトラブルには、どう対応すればよいのだろうか。瀬戸仲男弁護士に聞いた。

●シェアハウスの「リスク」をしっかりと自覚すべき

「シェアハウスにはさまざまな形態があります。トラブル防止や解決のためには、契約書等(規約書、合意書、ルールを定めた書面など)は必須と言えますが、なかには契約書等がないケースもあります。またトラブルが発生したときには、管理者がいれば協力を求めたり責任を追及したりできますが、そうでなければ自分たちで問題を解決しなければならず、相当わずらわしいことになりがちです」

瀬戸弁護士はこのようにシェアハウスのリスクを指摘したうえで、今回のケースで考えるべき4つのポイントを挙げた。

「いなくなった人のことを仮に『A君』として、以下の4つについて考えてみます。

(1)A君が負担するはずだった家賃等はどうなるのか

入居者一人ひとりが家主と契約する形のシェアハウスもあるようですが、まだ多くはないようです。個別契約ではない場合には、あとに残った人がA君の負担分を分担しなければなりません。もし負担できなければ、家主に対する関係で家賃不払い(債務不履行)となり、契約解除や明渡(退去)を迫られることもあり得ます。そうならないためには、いったん負担したうえで、その立替え分をA君に請求するという選択肢も含めて考え、対処することになります。

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