斉藤由貴さん「不倫写真」が流出して、警察に相談…どんな犯罪が考えられる?

弁護士ドットコムニュース / 2017年9月14日 7時22分

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女優の斉藤由貴さんが既婚者である医師の男性と男女関係にあったとメディアで報じられているが、プライベートな写真が写真週刊誌に掲載されたため、警察に相談しているという。

写真はキス写真や、男性が女性ものの下着を頭にかぶっている写真などで、斉藤さんや男性が保存していたものとみられる。

一部メディアでは、保存していた写真が第三者によってハッキングや不正アクセスされた可能性があると報道されている。もしも、当事者の許可なく、故意にプライベートな写真を流出させた場合は、流出させた本人はどのような罪に問われるのだろうか。清水陽平弁護士に聞いた。

●社会的評価が低下すれば、名誉毀損罪に問われる可能性

流出させることの罪をどう考えればいいのか。

「プライベートな写真を流出させることで、その人の社会的評価を低下させるような事態になれば、名誉毀損罪に問われる可能性があります。

人の社会的評価を低下させることが名誉毀損とされますが、たとえば不倫関係を推認させるような写真やわいせつな写真などが公にされれば、社会的評価の低下があり得ることになります。

本件では、おそらく写真は不倫関係を推認させるものと思われるため、名誉毀損となる余地があります。

ちなみに、写真を掲載するかどうかは写真週刊誌側の判断になりますが、写真を持ち込むのは掲載してもらうためであり、掲載されることで多くの人の目に触れることが前提になっています。したがって、実際に流出させた写真週刊誌側とともに、流出させた本人にも名誉毀損が成立する余地があると考えます」

では、犯罪になってしまうということか。

「社会的評価の低下があるとしても、(1)公共性があること、(2)公益を図る目的があること、(3)内容が真実であること、という3つの要件を満たせば違法性がないとされます。

(1)不倫は一般的には公序良俗に反することと考えられているため、公共性はあり、また、(3)不倫関係があったことは事実上認めているようなので、真実であるということがいえます。問題は(2)公益目的の有無です。

『公序良俗に反することをさせないようにする目的があった』と見るとすれば、公益目的があるということができます。しかし、週刊誌に写真を提供する意図は必ずしも明らかではないですが、流出させた人物との間で何らかのトラブルがあったとすれば、一定の復讐や嫌がらせの目的があるとみなせることも少なくないでしょう。そうすると、流出させた人物に公益目的があったとすることは難しくなります。

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