<国民審査>旧国鉄の鉄オタ、自称SFマニアも…最高裁「裁判官」経歴が意外と面白い

弁護士ドットコムニュース / 2017年10月11日 9時49分

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いよいよ本格的に幕を開けた衆院選。10月11日からは早くも期日前投票が始まった。一方、衆院選とセットで行われるのに、関心が低いのが最高裁裁判官の国民審査だ。

選挙はメディアもこぞって報道するし、候補者もあの手この手で有権者に訴えかけてくる。しかし、裁判官については、そもそも顔も名前も知らないのが一般的だろう。過半数が「×」をつければ罷免されるが、過去23回の国民審査で罷免された裁判官はいない。

実は裁判官のプロフィールは、最高裁のHP( http://www.courts.go.jp/saikosai/about/saibankan/index.html )からチェックできる。今回対象となる7人のうち、裁判官経験者は4人。残る3人は刑法学者(弁護士登録あり)、弁護士、外交官だ。

HPからは最高裁で担当した事件のほか、趣味など、人となりをうかがい知れる項目もある。お堅いイメージとは裏腹に、いわゆる「鉄オタ」や「SFマニア」といった趣味を持つ裁判官もいるようだ。以下、7人のプロフィールをかいつまんで紹介する(敬称略)。

●真面目さの中に光る個性

▽小池裕(こいけ・ひろし)

1951年7月3日生の66歳。東京高裁長官をへて、2015年4月2日に任命。

「法と常識に適う妥当な判断をするよう心掛けてきました」という裁判官。好きな言葉は「この道より我を生かす道なし」。ガンジー、マンデラ、オバマらの自伝・評伝を読み、「いずれも法律家であることに興味を引かれました」。

趣味は、総菜作り、絵手紙作り、ベランダ園芸。野球好きだったが、最近はプレーを卒業し、早歩きの散歩を楽しんでいるそうだ。

▽戸倉三郎(とくら・さぶろう)

1954年8月11日生の63歳。東京高裁長官をへて、今年3月14日に任命。

先入観を持たず、「物事をありのまま受け止めて考えること」を心がけているという。

趣味の鉄道は小学生の頃から。旧国鉄時代の車両や列車に関心があるという。横川駅(群馬県)そばの「碓氷峠鉄道文化むら」などにも出かけるほどで、「保存車両の車内で昔の雰囲気にひたるのは、何回やっても飽きません」。愛読書は、アリバイ崩しで有名な推理小説『樽』で知られるF・W・クロフツの作品群。きっかけは、クロフツが「鉄道技師」だったからだそうだ。

▽山口厚(やまぐち・あつし)

1953年11月6日生の63歳。著名な刑法研究者で、東京大学名誉教授。2016年に弁護士登録、2017年2月6日に任命。

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