「かつて弁護士はかっこよかった」 ベストセラー著者が描く「最終弁論ストーリー」

弁護士ドットコムニュース / 2013年8月30日 14時18分

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「突然ですけれども、弁護士はお嫌いですか?」。そんな質問をいきなりふってきたのは、ベストセラー『裁判官の爆笑お言葉集』の著者として知られる法律系ライター・長嶺超輝(ながみね・まさき)さんだ。9月10日に新作の『伝説の弁護士、会心の一撃! ― 炎と涙の法廷弁論集』(中公新書ラクレ)を世に送り出す。「弁護士嫌い」の人に向けて、「弁護士のかっこよさ」を伝える本なのだという。

●「この社会には、弁護士に対する疑念や不信感がこびりついている」

「私は若い頃、弁護士を目指していましたが、司法試験の壁が高すぎて、泣く泣く諦めた身です。しかし、いろんな方から『弁護士になんか、なれなくて正解ですよ』『弁護士なんかロクなもんじゃない』といった主旨のメッセージを受け取るようになりました。著書の感想として、あるいは、知人から直接言われることもありました」

こんなメッセージを「慰めの言葉」として受け取りつつも、「おそらくそれだけではないはず」と長嶺さんは疑念を抱いていた。

「この社会には、弁護士という法律家に対する、敬遠・疑念・不信感・敵視が、うっすらとこびりついているのかもしれません。自分にとっての憧れの職業が、世間のあちこちで嫌われている事実を知るのは、ショックとまではいかなくとも、決して喜ばしいことではありません。

いままさに人生のトラブルに思い悩み、弁護士に相談しようかどうか迷っている人の中にも、『偉そうに振る舞われるんじゃないか』『法律の難しい話で煙に巻かれるんじゃないか』『報酬をぼったくられるんじゃないか』……と、弁護士資格者への期待感と不安が入り混じっている方がいらっしゃるかもしれません」

●「弁護士はいつの間にか、社会の理不尽と戦う職業ではなくなった」

たしかに世間が抱く弁護士のイメージは、案外ネガティブなのかもしれない。「でも、その一方で、世間では今、あるTVドラマが大人気を博していますよね」と長嶺さんは指摘する。『半沢直樹』(TBS系列)のことだ。

「銀行の闇を描くこのドラマには、他人の人生を踏みにじってまで自己保身を図ろうとする上司や取引先が登場します。主人公の半沢自身も、彼らの見苦しい保身のワナに引っかかってしまいます。しかし、反発して激しく吠え、保身の裏でうごめく理不尽な陰謀を打破しようと果敢に戦う姿が、多くの視聴者の胸を打ち、『かっこいい!』と支持されているようです」

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