稲村亜美さんに「球児」殺到、謝罪文公表…主催者や中学生の法的責任は?

弁護士ドットコムニュース / 2018年3月13日 8時2分

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タレントの稲村亜美さん(22)が3月10日、神宮球場(東京都新宿区)で行われた野球大会の始球式に登場、中学生球児らが殺到した騒動。主催者である日本リトルシニア中学硬式野球協会関東連盟は弁護士ドットコムニュース編集部の取材に対し謝罪を述べ、3月12日には公式サイトで正式に「開幕式の騒動に関するおわび」を掲載、チームを通じて選手への猛省を促すとして改めて謝罪した。

同連盟によると、正確な人数はわからないが、大会に参加した202チームで、およそ4000人ほどの中学生球児が現場にいた可能性があるという。幸い、稲村さんに怪我などはなかったそうだが、騒動の最中に軽傷を負った生徒も出ており、現場はかなり緊迫していたと思われる。

稲村さんは当日夜、インスタグラムで「みなさんのパワーが伝わってきてわたし自身は貴重な経験をさせてもらえました」と配慮したコメントをしている。一方、ツイッターでは、球児本人と見られるアカウントが「武勇伝」のように語っている投稿が拡散された。

SNSでは、「どう考えても集団暴行事件」「紛れもなく痴漢」という批判が集中、大人の管理責任や中学生球児たちの行動を問う声も上がっている。この問題をどう考えればいいのか。西口竜司弁護士に聞いた。

●中学生たちの行動をどう考えるか

「これは酷い事件です。見ていて『あり得ない』と思いました。彼女はいつも神対応ですね。では、この騒動を法律的観点から解説いたします」

中学生たちの行動をどう考えればいいのか。

「まず、前提として、14歳未満は『刑事未成年』として、刑法上の犯罪にはならないことをお伝えしたうえで、検討していきます。中学生の場合は14歳未満の場合と14歳以上の場合が考えられるので、年齢によって、違いが出てきます。

もし、稲村さんを触るなどの行為をしていれば、刑事上の責任として、公共の場所での痴漢行為を禁止している東京都迷惑防止条例第5条1項に抵触する可能性が考えられます。

万が一、集団で取り囲み、『暴行または脅迫を用いて』いると考えられる場合は、刑法176条『強制わいせつ罪』に該当する可能性もあります。

今回のケースが、実際に刑事事件化する可能性はかなり低いと考えられますが、同じようなことをしないよう、注意した方がいいでしょう」

●安全対策が不十分だった主催者に問題がある

今回の事態を招いたということで、管理者の責任が問われる可能性はないのか。

「今回の騒動については、主催者に問題があると言っていいでしょう。刑事責任は難しいところですが、安全対策をとっていなかったという点には問題があります。

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