ギャンブルの借金でもできる? 「自己破産」について知っておくべき4つのこと

弁護士ドットコムニュース / 2015年12月5日 9時26分

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(弁護士ドットコムの法律相談コーナー「みんなの法律相談」に寄せられた相談をもとに弁護士ドットコムライフ編集部が作成しました)

自己破産したらどうなってしまうの――? 「自己破産」という言葉はよく聞きますが、当事者の方が実際に検討をはじめると、「車は所有することはできないの?」「クレジットカードは作れないの?」さまざまな疑問が出てくるようです。

自己破産とはどんな制度で、生活にどんな影響が出てくるのでしょうか。弁護士ドットコムの法律相談コーナーに寄せられた具体的な悩みをもとに、和賀弘恵弁護士に聞きました。

●Aさん「ギャンブルが理由でも自己破産はできますか?」

【相談】「パチンコで作った借金が返せなくなってしまいました。ギャンブルが理由だと、自己破産はできないのですか」

【和賀弁護士の回答】

自己破産するためには、Aさんが「支払不能状態」におちいっている必要があります。「支払不能状態」とは、収入と借金との兼ね合いですので、一概に「●●円借金があれば自己破産できる」というようなことではありません。ただ、通常の暮らしをして、3年程度で返済できるような額であれば、「支払不能状態」とまではいえない可能性があります。

自己破産ができる場合、そのうえで債務の免責をしてもらわなければなりません。免責とは、債務の支払いを免除してもらえることです。自己破産ができたら、通常は免責も認められます。

一定の条件に該当する場合には、免責が認められないこともあり得ます。いくつか条件がありますが、Aさんが最も気にかかるところは、「ギャンブルや浪費により多額の借金をしてしまった」という条件をクリアできるかどうかだと思われます。

一般には、ギャンブルや浪費で多額の借金ができてしまった場合には、免責が認められません。ただ、これは絶対ではなく、裁判官の裁量により、ギャンブルや浪費の理由に酌量の余地があったり、相談者さんの生活再建のために必要と認めれば、免責、または一部免責されることもあり得ます。まずは、依頼する弁護士とよく話し合うことから始めてください。

●Bさん「自己破産したら、財産はすべて没収されますか?」

【相談】「自己破産した場合、財産は全てとられてしまうのでしょうか。せめて趣味のゲームはしたいのですが、テレビやゲーム機もとられてしまうのでしょうか」

【和賀弁護士の回答】

財産を全部没収されてしまうと、自己破産を申し立てた人は生活再建ができません。そのため、新しい人生をスタートするための、必要最小限度の財産を残すことが法律上許されています。この必要最小限度の財産のことを「自由財産」と言います。

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