会社員に与えられる「有給休暇」 消化できなかったら買い取ってもらえる?

弁護士ドットコムニュース / 2013年10月15日 18時46分

しかし現実には、それが不可能な職場も多く、個人でやりくりをするしかない……というケースが多々あります」

それでは、個人として「損」をしないための対策はあるのだろうか。

「月並みですが、次のような対策でしょうか。

(1)会社の就業規則を確認して、自分の年次有給休暇をきちんと把握する

(2)使い切れなかった年休権の翌年度繰り越し、時季指定権、時間単位の年次有給休暇の取得(労使協定による)など、職場の制度を活用する

(3)職場の人達と協力して、意識的に有給休暇を取るようにする

有給休暇については、法定のものに加え、法定外のものもあることや、一定の要件にあてはまるパートタイム労働者にも一定程度付与されること、などの点が見過ごされがちなので、注意すべきでしょう」

畠山弁護士は「きちんと休みメリハリのある生活を送ることは、仕事上も有益です。また、有給を取得するための仕事調整が、チームワークを強くする可能性もあります」として、実際に有給休暇を取得することが個人と企業、両方のメリットになる、と強調していた。

(弁護士ドットコム トピックス)

【取材協力弁護士】
畠山 晃(はたけやま・あきら)弁護士
第一東京弁護士会・法律相談運営委員会、人権擁護委員会等。各種専門事務所にて種々の専門的損害賠償請求事件、企業法務等にかかわる。現在労働事件をはじめとする各種事件を中心に活動。働く職場での自己実現も自らリスクをとり起業することも同一人の選択であるとの考えから、双方の法的支援にも力を入れている。
事務所名:畠山法律事務所
事務所URL:http://www.hatakeyamalaw.com/

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