コインハイブ事件、経緯総まとめ 「ウイルス罪」相次ぐ摘発に萎縮も

弁護士ドットコムニュース / 2019年3月26日 9時28分

2019年3月には、インターネット掲示板に無限にアラートが出るページへのURLを書き込んだとして、兵庫県警が不正指令電磁的記録供用未遂の疑いで、13歳の女子中学生と男性2人の自宅を家宅捜索している。 いずれの事件もエンジニアからは「一般的なプログラムだ」「これで検挙されるのか」と驚きの声があがっていた。

ozumaさんは「不正指令電磁的記録に関する罪はマルウェアだけが対象になると考えていた。こうした検挙がなされるとは思っていなかったし、警察を信用しすぎていた」といい、「どこに地雷が埋まっているか分からず、しかもその地雷の爆発条件も分からないため、全ての活動を止める以外の選択肢がなかった」と悔しさをにじませる。

今回のコインハイブの裁判は、毎回1時間ほど前に到着しても、いつも10人ほどが法廷の前に並んでおり、開廷時間直前に来た人は法廷に入れないこともあった。テレビで連日報道されたわけではない事案で、このように傍聴人が殺到する事件は異例だったと感じる。

こうした関心の高さは、男性が2月18日の最終陳述で述べたとおり、今回の事件が「これからのIT業界やインターネットに深刻な影響を与える問題」と考えている人が多いことのあらわれだろう。

コインハイブは不正指令電磁的記録にあたるのか。裁判所がどのように判断するか、注目が集まっている。 (弁護士ドットコムニュース)

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