Googleのサービス、トラブルでデータが全部消滅したら賠償請求できる?

弁護士ドットコムニュース / 2019年4月10日 9時47分

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普段何気なく使っているGoogleのサービスだが、時にはトラブルが発生することもある。

3月13日の昼ごろには、Googleが提供するGmailやGoogleドライブなどが使えなくなる障害が起きた。メールの送信ができない、ファイルを添付するとエラーになるといったもので、システム障害に伴って、支障をきたしたという人も多かっただろう。

最近は、GAFA(Google、Amazon、Facebook、Apple)全盛の時代と言われることもあるが、恐ろしいのは、すべてをGAFAに依存して、トラブルが起きてしまった場合だ。

例えば、もし普段は無料で使っているGoogleのサービスが全面的に崩壊して、ドライブ上に保存しているデータや、メールの記録などが消滅するなどした場合、何らかの法的請求をすることは可能なのか。藤井総弁護士に聞いた。

●利用規約に同意することを前提とした申込みで、契約が結ばれる

「今やGoogleのサービスはライフラインのように日常生活に浸透していますが、電気を利用するために電力会社と契約しないといけないように、Googleのサービスを利用するためにはGoogleとサービス利用契約を結ぶ必要があります。

契約を結ぶとはいっても、紙の契約書に押印するわけではなく、一般的にクラウドサービスには利用規約が用意されていて、ユーザーは利用規約に同意することを前提とした申込み(アカウント作成)を行うことで、いつの間にかサービス利用契約が結ばれていることになります。

この利用規約には、サービス利用契約の内容が書かれていますが、その中で特に重要なのが、トラブル発生時のサービス事業者の責任範囲です」

藤井弁護士はこのように説明する。

Googleのサービス利用規約を見てみると、「本サービスに対する責任」という項目で、以下のように書かれている。

「法律で認められる場合には、Google ならびにそのサプライヤーおよびディストリビューターは、逸失利益、逸失売上もしくはデータの紛失、金銭的損失、または間接損害、特別損害、結果損害もしくは懲罰的損害について責任を負いません。

法律で許されている範囲内で、黙示保証を含む、本規約が適用されるいかなる請求についても、Google ならびにそのサプライヤーおよびディストリビューターが負う責任の総額は、ユーザーが本サービスを利用するために Google に対して支払った金額を上限とし、または、Google が選択した場合には、再度ユーザーに対して本サービスを提供することに限定されるものとします。

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