避妊応じてもらえなかった女子大生、自腹で1万5千円の緊急避妊薬…入手に高いハードル

弁護士ドットコムニュース / 2019年5月19日 9時35分

会の最後には、緊急避妊薬を飲んだ経験のある女子大生が自らの体験を語った。

ある日、仲良くなった男性とデートをした女性。いい雰囲気になり、ホテルに行った。しかし、相手は避妊に応じてくれなかった。「二人っきりの空間で暴力を受けてしまうことが怖くて、やめてほしいと強く言えなかった」。「何時間か我慢すれば苦しいことは終わる」と言い聞かせて、その場を終えた。

その後、妊娠していないか不安が募った。「アフターピルを飲めば防げるかもしれない」。ネットで病院を必死に探した。しかし、病院に行けば「1秒でも忘れたい性被害体験」を初対面の医者に伝えなければいけない。「病院の先生に叱られるかもしれない」と躊躇する思いもあった。

病院の待合室にいる妊婦をみて、「自分は悪いことをしてしまった」と不安でいっぱいになった。医者には「そういうセックス」をしたことを一方的に責められた。1万5千円を払って、アフターピルをのみ、妊娠を防ぐことはできた。

もし自分が72時間以内に病院に行けなかったら、どうなっていたのだろうかと怖くなった。同時に、もし近所のドラッグストアで買えたら、性被害を打ち明けなくてもいいし、待つこともない。「どんなに楽だっただろう」と思った。

「同じような苦しみを抱えている子はどこかにいる。そう思うと、すごく胸が張り裂けそうになります。1日でも早く、全ての女性が平等に安全に体を守るという当たり前のことができる社会に早くなってほしいと思います」

(弁護士ドットコムニュース)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング